米Google傘下のYouTubeは7月7日(現地時間)、モバイル向けサイト「m.youtube.com」を刷新したと発表した。iPhoneおよびAndroid搭載端末のWebブラウザで同サイトにアクセスすることで利用できる(iPadには対応していない)。まずは英語版のみで、向こう数カ月のうちにほかの言語にも対応する。
iPhoneおよびAndroid搭載端末にはネイティブアプリのYouTubeがプリインストールされているが、このアプリを利用するよりも、よりデスクトップ版に近い操作ができるようになっている。まずネイティブアプリより高速になっているほか、各動画ページに「favorite」「like」「unlike」「HQ(High Quality)」「Save to」「Share」「Comments」などのボタンがついた。検索にはサジェスト機能が追加され、プレイリストを作成することもできる。公式ブログでは触れられていないが、米TechCrunchなどによると、videoタグなど多数のHTML5機能を採用しているという。
また、ネイティブアプリよりも迅速にアップデートを反映できるとしている。Googleは最近、iPhone向けにGmailやGoogle LatitudeなどのサービスをWebアプリとしてリリースしている。
Googleによると、モバイル版YouTubeのトラフィックは2009年に前年比160%増加しており、1日当たりのビデオ再生回数は1億回を超えたという。これは2006年にYouTubeがGoogle傘下になった時期のデスクトップ版YouTube.comでの1日当たりの再生回数とほぼ同じだ。
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