Mozilla Labsは11月11日(現地時間)、TwitterやFacebookなどの共有ボタン機能を一元化するFirefox拡張機能「F1」をリリースしたと発表した。Firefox 3.6以上に対応する同拡張機能は、Labsのページからダウンロードできる。
共有ボタンとは、ソーシャルサービスやそのサードパーティーがWeb運営者向けに提供するウィジェットで、ユーザーが閲覧中のWebページをソーシャルサービスにその場から投稿できるようにする機能。現在、TwitterやFacebook、MySpaceなど、さまざまなソーシャルサービスが独自の共有ボタンを提供している。
Mozillaは、このように複数の共有ボタンがWebページに並ぶのは煩雑であり、また、Web運営者が用意したボタンが必ずしもすべてのユーザーのニーズを満たすとは限らないと指摘する。また、共有ボタンによっては、サービス側がどんなユーザー情報にアクセスするかを明記していない場合があり、安全性に問題があるとしている。
F1提供の目的は、ユーザーがどのWebサイトでも自分が使いたいソーシャルサービスで投稿できるようにすることだという。まずは、Twitter、Facebook、Gmailの3つのサービスに対応させた。これらを選択した理由として、ポピュラーであること、OAuthを利用していること、APIをオープンにしていることを挙げている。Yahoo! Mailの対応も検討したが、接続する際にCAPTCHA認証を必要とされることがMozillaが目指す便利な接続というコンセプトに反するために見送ったという。最終的にはユーザーが使いたいサービスを認知し、それを提供できるようにしたいとしている。
F1をインストールするとFirfoxのツールバーにアイコンが追加される。最初にこのアイコンをクリックした際、接続先のサービスを設定する枠が表示され、そこでアカウントを設定する。
設定後は、共有したいページを表示したままアイコンをクリックすると投稿用の枠が表示されるので、そこで投稿先を選び、メッセージを入力する。
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