米Googleは1月6日(現地時間)、オンラインオフィススイート「Google Apps」のGmailに、電子署名を利用する送信ドメイン認証機能DKIM(DomainKeys Identified Mail)を追加したと発表した。
スパム攻撃者はメールのFrom欄を偽装することでスパムフィルターを回避するが、フィルター側の対策によって実際の企業メールまでがスパムメールと判定されることがある。DKIMは、メールを送信する際に暗号方式での署名を自動的に追加することで、受信側のスパムフィルターで誤って迷惑メールと判断されてしまう可能性を低くする機能。受信側はこの署名を照合することでスパムメールではないと判断できる。
一般に企業でDKIMシステムを導入するにはプラグインやゲートウェイサーバを追加する必要があり、設定も複雑だ。Google Appsの新機能では、管理者はコントロールパネルに追加されたツールで設定し、DNSをアップデートすることでこの機能を無料で利用できる。
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