自分の演奏や思い出の音源で世界で1枚だけのアナログレコードを作成できるオンラインサービス「CUT&REC」が正式サービスを開始した。オリジナル音源と写真をアップロードすると、10日程度でアナログレコードが完成する。
運営はサウンドローブ。作成できるアナログ盤は、7インチ、10インチ、12インチの3種類で、7インチと12インチはオリジナル画像を盤面にあしらうピクチャー盤の制作にも対応する。なお、著作権法に抵触する恐れのある音源や写真は使用できない。
発注方法は極めてデジタル。オリジナルの音源や画像を用意して、同社サイトにアップロード。画面上でジャケットとセンターレーベル(あるいはピクチャー盤)のデザインを決めれば、3D CGによる完成イメージのプレビューを確認できる。
基本料金は、A/B面それぞれ5分の計10分収録できる、7インチサイズの3800円から。これにレーベル作成費(1000円)やジャケット制作費(3000円)、ピクチャー盤制作費(3000円)などをプラスしていく“トッピング方式”を採用した。2枚以上の注文で最大20%オフになるボリュームディスカウントも用意する。
近年、人気が復活しているアナログレコード。クラシックやジャズの名盤だけでなく、ポップスやアニソンの新譜も発売され、好調な売れ行きを示している。日本レコード協会によれば、2016年のアナログレコード生産枚数は79万9000枚と過去10年で最多。また17年6月に、ソニー・ミュージックエンタテインメントが日本国内でのアナログレコード生産を29年ぶりに再開すると発表して話題になった。
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