調査会社Canalysが10月30日に発表した第3四半期(7〜9月)の中国でのメーカー別スマートフォン出荷に関する調査結果によると、中国Huaweiが出荷台数を前年同期比66%と大きく伸ばし、市場シェアは過去最高の42%になった。
中国での総出荷台数は3%減だが、前四半期よりは0.2%増の9億7800万台だった。Canalysが31日に発表した世界のスマートフォン総出荷台数は35億2400万台。Huaweiは世界では韓国Samsung Electronicsに次ぐ2位だった。
ルータなどの5G関連製品も製造するHuaweiは、中国における5Gネットワークの展開での事業者との緊密な関係により、その優位性をさらに強固にするだろうとCanalysは予測した。中国では11月1日から5Gの商用サービスがスタートした。
Huawei以外のトップ5メーカーのOppo、Vivo、Xiaomi、米Appleは、いずれもシェアを落とした。
Huaweiは米国による「禁輸措置」により、「Mate 30」などの新端末には米Google製のアプリをプリインストールしておらず、欧州などでの出荷は減少するとみられている。
同社は8月にオリジナルOS「HarmonyOS」を発表した。これをスマートフォンにも搭載するかどうかは不明だが、このOSと5G製品によるエコシステムを構築しようとしている。
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