5G折り畳みスマホからスマートホームまで 脱GoogleのHuaweiが披露した新ハードウェアITはみ出しコラム

» 2019年10月27日 06時00分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 秋のハードウェア発表イベントラッシュもMade by Googleで一段落、と思っていたら、中国Huaweiが控えていました。10月23日に深センでイベントを開催し、折り畳みスマートフォン「Mate X」を含む多数のハードウェアを披露したのです。

Mate X 5G対応の折り畳みスマホ「Mate X」。価格は1万6999元(約26万円)

 このイベントはフラグシップスマホ「Mate 30」の5G対応モデルが目玉ではありましたが、自社製品でアンビエントコンピューティングを実現できるくらいに、他にもいろいろなハードウェアを紹介しました。

Mate 30 Googleアプリ非搭載のフラグシップスマホ「Mate 30 5G」

 ほとんどが既に国際カンファレンスなどで発表済みのものですが、まとめて紹介されるとかなりのインパクトです。

event 「Huaweiの5Gとその全容 新製品披露イベント」

 Mate 30の5Gモデル、Mate Xの次に紹介したのはVRグラスの「HUAWEI VR Glass」。

VR Glass VRグラスの「HUAWEI VR Glass」

 初披露ではなく、また、発売時期はまだ公表されていませんが、「5Gでクラウドゲームを楽しめるよ」という流れです。

VR Glass 5Gでクラウドゲームを楽しめます

 次はスマートウォッチの「HUAWEI WATCH GT 2」。日本でも販売しているHUAWEI WATCH GTの後継モデルです。

HUAWEI WATCH GT 2 スマートウォッチの「HUAWEI WATCH GT 2」。新SoCの「Kirin A1」で高速になり、Bluetoothの通信距離が長くなりました

 次、スマートバンドの「HUAWEI Band 4」。これも現行モデルは日本で販売しています。

HUAWEI Band 4 スマートバンドの「HUAWEI Band 4」は充電が楽になるようです

 そして、無線イヤフォンの「FreeBuds 3」。2018年に「AirPodsそっくり」と言われながら登場した無線イヤフォンも3代目になりました。セミオープンでノイズリダクション機能搭載です。

FreeBuds 3 無線イヤフォンの「FreeBuds 3」は密閉型のデザインではありませんが、ノイズリダクションに対応します

 さらに、スマートTV。

TV スマートTVも発表

 続くは、5G対応じゃないスマホを5Gで使うための「HUAWEI 5G Mobile WiFi」。Wi-FiやUSB Type-CでスマホやノートPCをつなぐと、5Gを使えます。

HUAWEI 5G Mobile WiFi 5G対応の小型モバイルルーター「HUAWEI 5G Mobile WiFi」

 そして、IoTに5Gをもたらす「HUAWEI 5G Module」。

HUAWEI 5G Module 5G通信モジュールの「HUAWEI 5G Module」。下り最大2Gbps、上り最大230Mbpsに対応

 今度は家全体でスマートライフを実現する「HUAWEI HiLink」コンセプト。

HUAWEI HiLink スマートホームのプラットフォーム「HUAWEI HiLink」

 空気清浄機と電動歯ブラシが紹介されました。

toothbrush 空気清浄機や加湿器、電動歯ブラシも

 このようにAmazonやGoogleのイベントと同様に盛りだくさんでした。

 中国ではGoogleのサービスがブロックされているし、Huawei製Androidスマホでは今のところGoogleのアプリが使えません

 でも、5Gは日本などよりも先に使えるようになるし、HuaweiやXiaomiがAppleやGoogleに迫るハードウェアをこうして発表しています。

 ちなみに、Huaweiは2019年、2018年より約2カ月早くスマホ販売台数2億台を突破したそうです。

huawei numbers 昨年より早いペースでスマホ販売台数2億台を突破

 Huaweiは、今はスマホでAndroidを採用していますが、将来的にはIoTでもスマホでも独自OS「HarmonyOS」を採用することになりそうです。

 中国のITは、もしかしたらかつての日本の携帯市場のように独自の進化の末にガラパゴス化するかもしれませんが、そのガラパゴスは巨大です。中国の人口は年内には14億人になる見込みだそうで、世界人口77億人の約2割ですから。

 HarmonyOSが本格稼働すれば、ある程度そんな世界が見えてきそうです。怖い物見たさ的に、楽しみです。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月27日 更新
  1. エアコンがない部屋を冷やせる「Dreemstar 冷風扇」がセールで50%オフの9980円に (2026年07月23日)
  2. 64GBメモリ/2TBストレージ/Ryzen AI Max+ 395搭載のハイエンドミニPC「MINISFORUM MS-S1 MAX」がタイムセールで27%オフの43万2799円に (2026年07月25日)
  3. NVIDIAが次世代AI超解像技術「DLSS 5」の今秋投入を明らかに/MicrosoftとMistralが欧州におけるAI演算能力の拡大で戦略的提携を発表 (2026年07月26日)
  4. 高価なグラフィックスカードを守る「過熱保護ケーブル」に注目! 夏を乗り切るNoctua製簡易水冷も販路拡大で続々入荷 (2026年07月25日)
  5. プラネックス、10GbE接続に対応した5ポート搭載アンマネージドスイッチ (2026年07月24日)
  6. 実売2万円切りで実働10日間のバッテリー駆動! 「Amazfit Bip Max」は初めてのスマートウォッチに最適か (2026年07月24日)
  7. 東レの最新カーボン技術で約999gと長時間バッテリーを両立させた“法人向けLAVIE”が登場 ブランド統一の背景とは (2026年07月23日)
  8. Arm版Windows 11は“普通”に使えるのか? 「FMV UQ-L1」で試して分かった快適さと“鬼門” (2026年07月22日)
  9. Windows 11 バージョン 24H2/25H2搭載のデル製PCに6月のプレビュー更新を適用するとパフォーマンス低下の恐れ 「帯域外更新」で対処 (2026年07月23日)
  10. ケーブル抜き差しで“瞬断”しない、バッファローの高出力な多ポートUSB PD充電器が便利すぎる (2026年07月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー