レンズが非常に太いのでレンズ前約1cmだと被写体に影が落ちてしまうわけで、マクロモードで50mm相当にすると10cm以内に寄れるのでそのくらいで使うのが良さげだ。
連写は高速で約秒7コマでAFとAEは固定。さらに高速連写120fpsという超高速連写もあるが、その場合は画像サイズが極端に小さくなる(120fps時はVGAサイズ、60fps時は2Mサイズ)ので実用性は微妙だ。60fps(つまり秒60コマ)時の2Mサイズなら状況に応じては使えるかも。
ISO感度は100から6400。さすがに1/2.3型センサーだけあり、高感度には強くない。
ISO400〜800くらいで使いたい感じだ。
背面モニターはバリアングル式。
操作系はシンプルでカスタマイズの幅もそう広くはない。バッテリーの持ちは約290枚だが、USB充電に対応しているので、その辺の心配はなさそうだ(端子はmicro-B)。スマートフォンとの接続もニコン得意のアプリ「SnapBridge」(iOS/Android)が使える。
P950をカメラとして冷静に見ると不満点はいろいろあるのだけど、広角から中望遠まではオマケみたいなもの、300mm以上の超望遠からがコイツの仕事だ、と考えるべきだろう。
そうすれば、めちゃ楽しい。肉眼では詳細が分からない遠くのものを捉えてもいいし、月や鳥や飛行機や野生動物を狙うのもいいし、10〜20mくらいのものを2000mmで撮れば迫力ある写真になる。
超弩級望遠だから撮れる。肉眼ではよく見えない新しい世界を味わえるカメラだ。
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