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招待制の写真SNS「Dispo」読本(後編) ロールへの招待状 撮影した後がまた楽しい(1/8 ページ)

» 2021年03月30日 09時00分 公開
[納富廉邦ITmedia]

 ITガジェットから文房具などの小物まで幅広いジャンルで活躍するライターの納富廉邦さんが招待制の写真SNS「Dispo」(ディスポ)を解説。撮影について説明した前編に続いて、後編はDispoのSNSとしての側面を掘り下げます。


 

 Dispoは、発表当時は撮影機能のみを持ったトイカメラアプリでした。その後、2021年にSNS機能を搭載した新バージョンを発表。Test Flight版が狭い範囲での招待制だったこともあって、一気に注目度が上がり、その勢いのまま2021年2月の正式版リリースと同時に、日本でもユーザーが増えました。

photo 写真をいっぱい撮った後が、Dispoの面白さの本番。写真は、「逆光」をテーマに撮ったら、たまたまちょっと怖っぽい写真になってしまった例。こういう写真でもSNS機能のおかげで使いどころがあるのだ

 その広がり方はClubhouseに似ているし、タイミング的にも重なったため、招待制であることがことさらに取り上げられました。ですが、Dispoは最初から招待枠が1人20人用意されていて、しかも写真に特化したSNSだということで、始めたいと思った人には比較的スムーズに行き渡ったようです。そして、2021年3月17日にはその招待制もなくなり、誰でもが使えるアプリになりました。ところが、このDispo、使い始めてからの、ロールへの招待にこそ、その本領があったのでした。

本領はロールへの招待にあり

 DispoのSNS機能は、少し使えばすぐに分かるくらい、これまでのSNSとは違っています。それでも形だけは、各ユーザーはフォロー、フォロワーとしてつながっているように見えますし、ロールもフォローすることが可能。さらには各写真にハートマークを付けたり、コメントを残すこともできます。

 アプリを立ち上げて、アカウントを作り、写真を撮った後にすることは、フォロワー探しと、ロール作り、ロールへの参加ということになります。

 実際の手順としては、まず、プロフィール画面の人物っぽいアイコンをタップして、自分のフォロー/フォロワーのリストを呼び出します。始めたばかりなので、そこにあるのは、招待されて始めた場合は自分を招待してくれた人と、Dispoというガイド的なユーザーの名前があるだけ(招待されずに始めた人は、Dispoのみのはず)です。

photo 招待してくれた人のプロフィール画面から、自分が参加したいロールを探します

 招待してくれた人がいる場合、話は簡単です。招待してくれた人の名前をタップして、その人のプロフィール画面を表示。そこにあるロールから、自分が参加したいロールを相手に伝えて、招待してもらいます。Dispoでは、ロールを自由に作ることはできるのですが、それ以外のロールに参加するためには、そのロールの参加者の誰かに招待してもらう必要があります。DispoにはDMの機能はありませんから、他の何らかの手段で、招待してくれた人に「××のロールに招待してください」とお願いしましょう。

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