また同じく香港に本社を置くEPEIOS(エペイオス)は、2020年3月に日本法人EPEIOS JAPANを設立し、調理家電カテゴリーでノンフライオーブンを展開。22年12月には早くもノンフライオーブンの第二弾となる「スマートノンフライオーブン Chef」を発表。23年1月より出荷するとしている。
このノンフライオーブンは、インプレスの「家電 Watch」とワン・パブリッシングの「GetNavi」が共催する家電アワード「家電大賞」で2年連続(2021-2022、2022-2023)ノミネートされるなど非常に注目を集めており、今年発売される新モデルも大いに話題になりそうだ。
EPEIOSの「スマートノンフライオーブン Chef」は、FoElemブランドで展開。食材を回転させながら焼くロティサリーにも対応する多機能モデル。エルメスなどで活躍したデザイナーによるデザインを採用する。直販価格は3万9800円13年に登場したフィリップスのノンフライヤーは本体サイズが非常に大きく、使い勝手も良いとはいえなかった。しかし最新のノンフライ調理器の多くは、調理容量はそのままで本体サイズがコンパクトになり、スマートフォンと連携するIoT機能を搭載するものが多い。アプリでの制御やレシピ提案ができることで、ノンフライ調理器の使い勝手は劇的に進化している。
現在、国内メーカーの多くはノンフライ調理器には静観の構えを見せている。しかし、Amazon.co.jpで検索するとわかる通り、製品ラインアップは急増しているカテゴリーだ。
アフターコロナを迎え、在宅勤務から従来の勤務スタイルに戻れば、再び時短調理のニーズは高まってくる。また油を落としたヘルシー調理のニーズは変わらない。加えて最近のノンフライ調理器はトーストや低温調理など、他の調理機能を備える製品も多く、より多目的に使うことができる。この便利さの認知が広がれば23年、ノンフライ調理器の第二次ブームが訪れる可能性もあるだろう。
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