グローバルインフォメーションが21年に発表した調査によると、ポータブル電源の市場規模は21年が3億5800万ドルだったのに対し、26年には4億9400万ドルに到達すると予想されている。
実際、この数年でポータブル電源は技術進化が進み、より大容量で大出力に対応しながら安全性の高い製品が登場するなど、使い勝手も向上。すでにアウトドア関連や防災などの市場では珍しくない存在にまで普及が広がっている。
今後の課題は、日常生活にどう溶け込んでいくかだ。現在、比較的購入しやすい中容量以下の製品は500〜600Wの出力にしか対応しておらず、使える家電が限られている。これが1000〜1500W出力に対応すると、ほとんどの家電製品が使えるようになる。高出力対応の製品が増えていけば、壁のコンセントと変わらない感覚でポータブル電源が使えるようになる。23年は、ポータブル電源がもっと身近なものになるかもしれない。
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