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4年ぶり「CP+」に隔世の感 会場にはリアルでしか体験できないことが詰まっていた荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/8 ページ)

» 2023年02月24日 12時03分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 おすすめはMR。会場の映像を映しつつ、そこにリアルな人物が立体的に重なって表示される。実際の映像を見せられない(撮りようがないし)のだけど、MRは何を見せてくれるのか知りたい人は会場でぜひ。

このようにMRを体験できる。これがけっこう面白いのだ

 ソニーは広いブースのほとんどをセミナーと体験コーナーで占めていた。

白基調でまとめられたソニーブースはセミナーと撮影体験がメイン

 注目は体験会場の裏で公開されていた新しいクラウドサービス「Creators' Cloud」。ソニーがクリエイター(映像が中心だが写真も対応)に向けた新しいサービスで、撮影した映像をスマートフォンを通してクラウドにアップロードし、クラウド上でアップロードした素材の下処理を行い、それをダウンロードしてローカルで編集して仕上げられるというもの。法人向けだったサービスが、個人向けにも提供される。

 特にベータ版ではあるが、クラウドAIが画像解析し、高精度な手ブレ補正や音声の最適化を行うなど、クラウドならではの高度な処理を行えるのが特徴だ。クリエイター同士がつながるコミュニティ機能も提供する。

個人向けクリエイターズクラウドサービスは特に映像クリエイター注目のサービスだ

 クラウドを活用することでより高度な処理を施し、クリエイターを支援するサービスは要注目だ。無料で25GBまでストレージを使うことができる。

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