Iシリーズで今のところ一番の望遠レンズになるのが90mm。F2.8でおさえたことで、65mm F2.0よりコンパクトで携帯性が高いのである。
実はこのシリーズの中で一番よく使ってるレンズ。
もともと猫を撮ろうと思って買ったのだけど、この焦点距離はものの形がきれいに出る上にそこそこ寄れるので、レビュー用の屋外での製品写真でもよく使っているのである(レビュー用機材と一緒に持ち歩いて製品を撮るには、α7C+90mm F2.8という組み合わせはコンパクトでいいのだ)。
なので猫写真から。ちょっと離れたところから猫の自然な姿を撮るのに最適なのである。しかもコンパクトだし。
中望遠ともなると形がきれいに出るので料理にもいい。器の形がきれいに出るし、ボケもコントロールしやすいから。
75〜105mmくらいの中望遠はポートレートレンズともいわれる。顔や姿形がきれいに出ることや背景を大きくぼかせるのが良さ。F2.8でもそれなりにきれいにぼけてくれる。
中望遠で撮る街のスナップってのもあり。
望遠になるほど遠近感がなくなり、近いものも遠くのものも同じような大きさで撮れるので密集感が出る(圧縮効果という)。
道路の真ん中から撮ってるように見えるけど、道が大きくカーブする個所の歩道から撮ってますので為念。
最後は望遠ならではの街のスナップ。
銭湯の煙突跡。銭湯はまだ営業しているのだけど煙突はもう使っておらず、真ん中あたりより上が撤去されてる。そこにフォーカスしてみた。
ここでは同じシリーズでいろんな焦点距離をそろえられるということもあり、もともと個人的に愛用していることもあり(α7Cに似合うんだもの)シグマのIシリーズをフィーチャーしてみた。
どのマウントも何らかの形で複数の焦点距離の単焦点レンズをそろえているので、今回の6種類の作例が次の1本を選ぶときの参考になればいいと思う。
超広角・広角・標準・中望遠と取りそろえたのでぜひお気に入りの画角を見つけて撮影散歩を楽しんでください。
【訂正:2023年5月3日19時20分更新 ※タイトルの誤りを修正しました】
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR