先週のアクセス1位はちょっと変わった記事だった。休業中のレストランの店内の映像を、なぜかえんえんと配信しているライブカメラがある、というものだ。
テーブルと椅子が整然と並べられただだっ広い空間に、大きなクマとペンギンのぬいぐるみが1体ずついる。2体はかわいい。だが、誰もいない薄暗い店内はちょっと怖い。これは一体何なのか。ぜひ記事でチェックしてみてほしい。
Twitter関連の話題も続いた。“ポストTwitter”と期待された米MetaのSNS「Threads」は勢いを失いつつあるが、Twitterの不安定な状態も続いている。
7月22日には、ツイートまとめサービス「Togetter」で、「エンタープライズAPIを契約しているはずなのにFreeプランに格下げされる」という、大規模な企業向けAPIではあまり聞いたことがない不具合が発生して話題になった。
また、これまで無制限だった非課金ユーザーのダイレクトメッセージ数が1日20通に制限された。
Twitterは巨額の赤字を垂れ流し続けているため、APIの有料化や値上げ、無料ユーザーの機能制限は必要な戦略だったかもしれない。だが、「最も高額なエンタープライズプランを契約していても、突然無料プランに切り替わってしまう」不具合が出るとなると、APIを使う企業もTwitterを信頼できなくなる。
ユーザーが無課金で利用できる範囲もどんどん絞っている。DM制限も、スパム対策として必要かもしれないが、問題ないユーザーの使い勝手も犠牲にならざるを得ない。
Twitterという名前やロゴもなくなるかもしれない。イーロン・マスク氏が「Twitterブランドに別れを告げ、段階的に全ての鳥たちにも別れを告げるだろう」と22日(現地時間)に投稿。Twitterというブランドとも別れを告げる日が近いようだ。
ユーザーのTwitterへの信頼がどんどん薄れているのは事実だが、Twitterが10年以上かけて培ってきた機能やコミュニティーは、簡単には他に移すことができない。ユーザーや企業がTwitterを見限りたくなっても、ちょうどいい移行先が、まだないのだ。
Twitterの”敵失”を、ライバル……Threadsなどがどう捉え、存在感を増していくか。しばらくはいろいろな動きがありそうだ。
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