Google日本法人は12月1日、2月に発表した生成AIチャットボット「Bard」の2023年の活用法ランキングを発表した。日本では4月からロールアウトし、日本語版になったのは5月だったため、対象期間は5月10日〜11月15日となっている。
首位は「事実に関する調べもの」。例えば、「水の沸点は、気圧によって変わりますか?」や「sin 90° = ?」など、明確な答えがある事実に関するものだ。Google検索であれば「水の沸点 気圧の影響」などというクエリになるだろう。(ここで紹介する例はGoogleが提示したもので、実際にユーザーが入力した質問ではない。)
Bardでは画像を使った質問もできる。例えば花の画像をアップロードして「この花の育て方を教えて」などと質問できる。
2位は、専門的なトピックの相談。例えば「セキュリティ対策を強化するにはどうしたらいい?」や「数学が苦手 で、点数が伸びません。数学の勉強方法について、アドバイスをお願いします」など。
プログラミングは意外なことに3位だった。
翻訳や文章の編集など、ビジネスでの活用もみられた。以下に例を示す。
6位の「雑談・おしゃべり」は、「久しぶりに会う友達と英語で話すための練習相手になって」のような実用的なものだけでなく、「ラーメン食べたい」などの独り言に答えてもらうというものだ。
Bardには11月にYouTube動画の要約機能が追加された。今後は長い動画の内容要約といった活用法が増えるかもしれない。
なお、競合するOpenAIのChatGPTなどと同様、Bardも不正確な情報(人物に関する情報など)を表示することがあるため、生成された回答を再確認するようGoogleは勧めている。
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