Model 3のEQ設定におけるUIで筆者として不満に思う点があります。それは、グラフィックイコライザーの5つある各バンドの周波数が数値で示されていないことです。自分の耳を信じて調整すればいいのでしょうが、おおよそでもよいので各バンド帯域の数値を認識した上で調整する方が安心できます。
そこで、各バンドがどの周波数帯に対応しているのかを実車で測定しました。測定方法は次の通りです。
その結果、各スライダーは次のような周波数帯を調整可能なことが分かりました。
筆者は音響解析のプロではないだけに、有りもののツールで計測しました。従って、この測定結果が100%正しいと言い切る自信はありません。ただ、自分でミックスとマスタリングを手掛けた音源を鳴らした上でEQ調整した場合の体感として「まあ、こんなものかな」という印象です。
著者プロフィール
音楽制作業の傍らライターとしても活動。クラシックジャンルを中心に、多数のアルバム制作に携わる。Pure Sound Dogレコード主宰。ライターとしては、講談社、KADOKAWA、ソフトバンククリエイティブなどから多数の著書を上梓している。また、鍵盤楽器アプリ「Super Manetron」「Pocket Organ C3B3」「Alina String Ensemble」などの開発者。音楽趣味はプログレ。Twitter ID: @yamasakiTesla
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