最初にIXY 650のマイナーチェンジ版と書いた通り、AF性能や画質はあの頃のままだ。動画もフルHDの30fpsで4Kには未対応。
今ではあまり見られないようなユニークなエフェクト付きの撮影も楽しいし(本文にも書いたけど個人的には極彩色がいい)、しっかり光る内蔵フラッシュも新鮮。
操作系もあの頃のままなのでモニターもタッチパネル未対応。
バッテリー周りやUSB端子も当時のままで、バッテリーは本体内充電未対応なので付属のチャージャーを使う必要がある。最近のUSB充電に慣れてるととまどいそう。
しかもUSB端子もよく見るとUSB Type-Cどころか、今や見ることも少なくなったmini-B端子だったりする。
大きく変わったところはといえば記録メディア。SDカードだったのがmicro SDになった。
なので、往年のコンパクトデジカメ時代を知る人には超懐かしいIXYの復活であり、その時代を知らない人には小さくて簡単に使えてエモい写真も撮れるレトロなカメラとして新鮮かもしれない。
マイナーチェンジでとどめたからこそ、価格もイマドキのカメラとしてはかなり抑えられているわけだが、次はぜひもうちょっと現代的仕様のイマドキのIXYも見てみたいとは思う。
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