多機能をもっと使いやすく、さらに進化した「WinCDR 8.0」(3/4 ページ)

» 2004年01月08日 10時11分 公開
[坪山博貴,ITmedia]
豊富なオプションを設定することで極めて忠実なディスクコピーが可能。イメージファイルとして読込める形式も多い。テスト読み取り機能ではCDメディア全体をスキャンし、簡単にメディアの状態をチェックすることが可能だ

新機能として追加されたのが、イメージファイルから音楽トラックをWAV形式でダイレクトに取り出す機能だ。それほど多い使われ方ではないだろうが、音楽CDをイメージファイルとしてバックアップしている場合に一々CDに書込まなくても音楽トラックを取り出せる。

 もちろんコピー以外のライティング機能も充実している。単なるデータファイルの書込みはもちろん、音楽CD、ビデオCD、DVDビデオなど様々なフォーマットに対応する。標準では書込むファイルを指定する“エクスプローラ”と登録する“ウェル”の2ウインドウ構成だが、エクスプローラを閉じることでウェルを拡大し、書込み内容の確認をより容易なレイアウトで利用することも可能だ。

2ウインドウ構成では上のエクスプローラから下のウェルに書込むファイルをドロップする判りやすいUI。エクスプローラを閉じればウェルの一覧性を拡大し、レイアウトの確認をより容易にできる

 音楽CD作成にも便利な機能を搭載している。“マイベストオーディオCDの作成”では複数枚の音楽CDを入れ替えながらトラックを指定して行くだけで、自動でリッピングを実行してウェルに登録し、1枚の音楽CDとして書込むことができる。HDDにリッピングしたファイルを保存して、ウェルに登録して、といった作業を半自動化してくれる。

音楽CDをドライブにセットし、トラック番号を指定して行くだけでHDDに自動でリッピングを行ってくれ、ファイル名などを考慮する必要も無い。全ての音楽CDでの指定が終わると、セットした順番+トラック番号の曲名で自動でウェルに登録してくれる

 今時の音楽の楽しみ方に対応したのが“MP3CDの作成”だ。MP3再生対応のCDプレイヤーでより確実に再生が可能なようにフォルダをルートのみに配置するように制限し、HDD上では深い階層にあるフォルダも自動的にルートに配置してくれる。書込み方式も自動的にDisc at Onceに設定されるなど、ユーザーが特に気に止めなくても再生互換性の高い“MP3 CD”の作成が可能なのだ。

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