低価格で高機能なサウンド環境を実現できる――Sound Blaster Audigy LS Digital Audio(2/2 ページ)

» 2004年01月13日 17時23分 公開
[小林哲雄,ITmedia]
前のページへ 1|2       

EAX ADVANCED HDによる音場コントロールがゲームに迫力を加える

 Audigy LSのもう一つのメリットは、老舗メーカーならではの対応ソフトの多さだ。Audigy LSには「EAX ADVANCED HD」という音場コントロール機能がある。

音場コントロールが可能な「EAX ADVANCED HD」

 EAXはひとことで言えば、周辺の状況(クリエイティブメディアでは「エンバイロメント」と呼んでいる)をシミュレートして、音の雰囲気を変える機能だ。元々のEAXに拡張を加えたものがAudigy LSに搭載されており、エフェクトの同時処理数を拡大するとともに、エフェクトとエフェクトの切替をスムーズに行うモーフィング機能などが追加されている。これらはゲームで有効な機能であり、対応するゲームも比較的多い。

 ゲームでない場合でも有効にすることによりより良い音を楽しむことができるほか、通常のグラフィックイコライザとしても利用可能だ。また、多スピーカー環境ではステレオソースに立体化させるCMSS(Creative Multi-Speaker Surround)機能も用意されている。

ステレオソースを最大5.1チャンネルに拡張して出力できる「CMSS」

 さらにEAXに関連して、リアルタイムのノイズリダクション(「オーディオクリーンアップ」という機能名)と、音程を変化させずに再生速度を0.5〜2.0倍速で再生できるタイムスケーリング機能もある。ただし、これは独自の再生ソフトCreative Media Sourceを使う必要がある。

リアルタイムのノイズリダクション機能「オーディオクリーンアップ」

 ゲームに有効な機能としては、WAVEサウンドのハードウェア同時発音数が64と多い事が上げられる。ゲームでは音楽や効果音を組み合わせて鳴らすことが多い。ハードウェアで合成できない場合ではソフトウェア合成で鳴らすこともできるが、CPU負荷多くなり、ゲームそのものの処理に使うCPUパワーが削られてしまい、結果としてガクガクとした動きに繋がりかねない。Audigy LSならば音質が上がるだけでなく、CPU負荷が低くなるため快適にプレイできるというわけだ。また、サンプリングレートの違いによる音質劣化に関しても、同社独自の8点補間機能により、非常に少ないのが特徴だ。

 Audigy LSは、ゲームユーザーにぴったりの製品だが、音質面でPC本体のサウンド音質に不満を持っているユーザーにもうってつけの製品だ。価格も8000円程度とリーズナブルなので、PC付属のサウンド機能に不満のある場合は、試してみてはいかがだろうか。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月21日 更新
  1. GoogleがAIモデル「Gemma 4」の大規模改善を発表/Windows 11における既知の不具合を公表 (2026年07月19日)
  2. ギガバイトから40周年記念のRTX 5080やX870マザーが登場! Lian-Liの次世代ファンもアキバで話題に (2026年07月20日)
  3. 価格高騰&Win 10サポート終了の救世主? あえて旧世代CPUを搭載するミニPC「GMKtec NucBox M3 Pro」の実力 (2026年07月15日)
  4. 企業や業種の垣根を越えるコミュニティ「印刷女子」が提示する、“推し”から始まる新しい価値創造と印刷ビジネスの可能性 (2026年07月20日)
  5. ジェンスン・ファンCEO、「セガ」と「T-ZONE」を語る (2026年07月17日)
  6. 新CPU「Ryzen 7 7700X3D」が登場も悩ましい事情/修理需要で売れる3500円のコードレス精密工具 (2026年07月18日)
  7. ノートPCやスマホの「充電器(ACアダプター)」は何を見て選べばいい? ポイントは3つ (2026年07月14日)
  8. MicrosoftのAIセキュリティ新戦略「Project Perception」とは? 脆弱性を先回りしてふさぐ次世代の防御 (2026年07月21日)
  9. フルサイズHDMI端子&タッチ対応で実売3万円台! プリンストンの15.6型モバイルディスプレイ「PTF-M156T2」を試す (2026年07月15日)
  10. 約58gのAIスマートグラス「INMO GO3」日本初上陸 累計販売トップブランドのビジョンは (2026年07月17日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー