ビクター、米PC市場参入へ

» 2004年05月07日 10時37分 公開
[IDG Japan]
IDG

 日本ビクター(JVC)が来月、米PC市場に参入する。多くのPCメーカーが撤退や方向転換を余儀なくされる中、企業向けのウルトラポータブルPCで米PC市場に乗り込む計画だ。

 この製品「MP-XV841」は、1GHzのPentium M ULVプロセッサを含むIntel Centrinoパッケージを採用。8.9インチのディスプレイ、256MバイトRAM、40GバイトHDD、DVDの読み込みとCDの書き込みが可能な光ドライブを備え、重量は1.5キロ。米国価格2400ドルで6月に発売の予定となっている。

 サイズと重量からいって、この製品はDellやIBMなどが販売している、より大型のノートPCではなく、主に日本のメーカーが提供している小型のノートPCと競合することになるだろう。

 JVC of Americaの記録メディア/新製品担当副社長アル・レビン氏は、「われわれは市場シェアで首位を狙っているわけではない。軽量コンピューティングを必要とするモバイルプロフェッショナルという、市場のごく一角を狙う。彼らはゲーマーではないが、ワープロ、表計算、プレゼンテーションソフト、電子メールのチェックを必要としており、また飛行機ではDVDを利用する」と説明する。JVCはまだ、この製品の流通プランを最終決定していない。

 Current Analysisのモバイルコンピューティング担当上級アナリスト、サム・バブナニ氏は、JVCが狙っているユーザー層は、米ノートPC市場のごく一部にすぎないと指摘している。同社の調べでは、この市場では購入者の90%近くが15インチ以上のディスプレイ搭載機を選んでいる。「今日の米国市場において、このセグメントは、特に小売分野では非常にニッチで、総販売量の5%でしかない」と同氏は語り、また「同社の名前は家電とステレオで知られており(潜在顧客が)反応するかどうか」と、ブランド認知度面での懸念事項を指摘した。

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