単体AVコンポとしても使用可能――ECS、独自AVシステム搭載のキューブ型ベアボーン

» 2004年05月21日 21時26分 公開
[ITmedia]

 日本エリートグループ(ECS)は、LinuxベースのAVシステムを搭載したキューブ型ベアボーンキットの新シリーズ「EZ-Buddie2 EZ2-D21I4-3」を6月10日に発売する。

 EZ-Buddie2シリーズの最大の特徴は、Linuxをベースに同社が独自開発したAVシステム「EZ-CINEMA」を搭載したこと。EZ-CINEMAはフラッシュメモリDOM(ドライブオンモジュール)の形態で実装されているため、Windowsを起動しなくてもDVDプレーヤーやオーディオコンポといった家電AV機器のようにDVDや音楽を鑑賞できる。目覚まし機能付きのFMラジオモジュールも装備しているため、FMラジオ放送を聞いたり、目覚ましラジオとして利用することも可能だ。

「EZ-Buddie2 EZ2-D21I4-3」とスピーカーやディスプレイを組み合わせたシステム構成例

 また同シリーズは、HDDを搭載することにより、Windowsを別途インストールすることが可能。Windowsをインストールすれば、EZ-CINEMAベースの家電AV機器としても、WindowsベースのデスクトップPCとしても利用できるようになる。

 筺体素材は、放熱性に優れたアルミニウムとプラスチック。外付け電源方式を採用して筐体内空間を確保するとともに、排熱効果に優れたヒートパイプを導入したCPUソケットはSocket478(FSB800MHz対応)で、チップセットにはグラフィックス統合型のIntel 865GとIntel ICH5を採用している。

 EZ-Buddie2 EZ2-D21I4-3の主な仕様は以下の通り。

型番 EZ2-D21I4-3
CPUソケット Socket478
FSB 800/533/400MHz対応
HTテクノロジ/Prescott 対応/対応(一部周波数を除く)
チップセット Intel 865G
メモリ PC3200対応DDR-SDRAM搭載可能
メモリスロット 4(最大4.0Gバイト)
ハードディスク Ultra ATA/100対応3.5インチHDD搭載可能
グラフィックス チップセット内蔵
光学ドライブ Ultra ATA/100対応55インチドライブ搭載可能
インタフェース USB 2.0×6、IEEE1394×2、1000BASE-T、VGA×1、SPDIF出力×1など
カードリーダ SDメモリーカード/マルチメディアカード/メモリースティック/スマートメディア共用スロット、コンパクトフラッシュカードスロット
電源 最大出力200ワット
サイズ 180(幅)×220(奥行き)×320(高さ)ミリ

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