モバイルAthlon 64 3400+が搭載可能な高機能ノート――エプソンダイレクト「EDiCube F」(1/2 ページ)

» 2004年06月24日 15時27分 公開
[平澤寿康,ITmedia]

モバイルAthlon 64を採用しコストパフォーマンスを向上

 コストパフォーマンスの高いノートPCの「EDiCube」シリーズ。新しい「EDiCube F」シリーズは、これまでの「EDiCube L」シリーズの後継となるモデルだ。従来のEDiCube Lシリーズでは、CPUとしてPentium M/Celeron Mが採用されていたが、EDiCube Fシリーズでは、モバイル Athlon 64/Athlon XP-Mが新たに採用されることになった。

モバイル Athlon 64シリーズが新たに採用されたEDiCube Fシリーズ

 モバイルAthlon 64は、デスクトップ向けのAthlon 64と同等の機能を実現しつつ、ノートPC向けのいくつかの機能を盛り込んだものだ。デスクトップ向けのAthlon 64用コアである「ClawHammer」がベースとなっており、シングルチャネルのDDR SDRAMメモリコントローラと、1本のHyperTransport Linkを内蔵する。L1キャッシュ容量は128Kバイト、L2キャッシュ容量は1Mバイトと、内蔵キャッシュ容量もデスクトップ向けと同じだ。

 ただし、モバイル Athlon 64には、独自の省電力機構である「Power Now!」が搭載されている。つまり、マシンの動作状況に応じて動的にCPUの駆動電圧と動作クロックを変更することによって、高いパフォーマンスを確保しつつ、ノートPCで重要となる省電力性も高いレベルで実現しているわけだ。

 しかも、ターゲットとするモバイルPentium 4よりも安価な価格設定となっているため、高いコストパフォーマンスを実現できるのである。ちなみに、チップセットはNIDIAのnForce3 Go 150を採用している。

 EDiCube Fシリーズでは搭載CPUをBTOによって選択できるのが魅力だが、モバイルAthlon 64シリーズの中でもハイエンドモデルとなるモバイル Athlon 64 3400+(実クロックは2.2GHz)も用意されている。これを選べば、デスクトップPCに匹敵する高いCPUパワーが発揮されるだろう。ベンチマークテストの結果は以下の通りだ。

PCMark04
PCMark Score3221
CPU Score3695
Memory Score2792
Graphics Score794
HDD Score2890

3DMark2001SE
1024×768 16ビット5190
1024×768 32ビット3986

3DMark03
3DMark Score600

試用機の仕様■CPU:モバイル Athlon 64 3000+、チップセット:nForce3 Go 150、グラフィックス:MOBILITY RADEON 9200、メモリ:512Mバイト、HDD:40Gバイト、OS:Windows XP Home Edition SP1

MOBILITY RADEON 9200/9700搭載で高い3D描画能力も実現

 CPUだけでなく、グラフィック機能も大幅に変更されている。従来モデルではIntel 855GMチップセット内蔵のグラフィック機能が利用されていたため、特に3D描画能力が低かったのだが、EDiCube Fシリーズでは、ATIのMOBILITY RADEON 9200またはMOBILITY RADEON 9700の搭載が可能となっており、従来モデルとは比較にならないほどの高い3D描画能力を実現している。

 このうち、MOBILITY RADEON 9700を搭載した場合には、デスクトップPC向けのRADEON 9600とほぼ同等の3D描画能力となる。DirectX 9に対応するグラフィックチップであり、現時点での3Dゲームはもちろん、今後登場してくるDirectX 9ベースのゲームも余裕で動作させることが可能だ。

 また、MOBILITY RADEON 9200を搭載した場合には、DirectX 9にハードウェアレベルでは対応しないものの、ハードウェアT&L機能を搭載しているため、チップセット内蔵のグラフィック機能よりも非常に高い3D描画能力が発揮される。もちろん、現在発売されている3Dゲームは十分快適にプレーできる。グラフィック機能は購入時に選択可能となっているので、目的に応じて選択すればよいだろう。

 また、搭載される液晶ディスプレイは、XGA(1024×768ドット)表示に対応した15インチTFT液晶または、SXGA+(1400×1050ドット)表示に対応した15インチTFTあざやか液晶となっている。このうち15インチTFTあざやか液晶は、液晶面にグレア処理が施された高輝度タイプの液晶ディスプレイで、DVDビデオの再生などに適している。

液晶ディスプレイは、XGA(1024×768ドット)表示に対応した15インチTFT液晶または、SXGA+(1400×1050ドット)表示に対応した15インチTFTあざやか液晶が選択可能(写真は15インチTFT液晶)

 ちなみに、液晶ディスプレイはBTOで選択できるのではなく、各液晶が搭載されたモデルがそれぞれ用意され、15インチTFT液晶搭載モデルが「F530」、15インチTFTあざやか液晶搭載モデルが「F550」となる。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月04日 更新
  1. OpenAIが「GPT-5.5」を発表/GeminiのチャットでWordやExcel、PDFファイルなどを生成可能に (2026年05月03日)
  2. バッテリー最大30日&64GBのストレージ! 究極のタフネスウォッチ「Amazfit T-Rex Ultra 2」は+3万円の価値があるか (2026年05月01日)
  3. 無刻印モデルが2万円! Amazon GWセールでPFUが「HHKB」シリーズを特別価格で放出中 (2026年05月02日)
  4. 大容量HDDは品薄前夜「見つけたら即買い」の危機? 連休狙い目の「MSI×AMD×Apacer」スペシャルパックを追う (2026年05月02日)
  5. Windows 11の不満解消へ Microsoftの最優先プロジェクト「Windows K2」とは何か (2026年04月28日)
  6. 静音性とカスタマイズ性を両立した有線メカニカルキーボード「Keychron C3 Pro」がセールで20%オフの7744円に (2026年04月30日)
  7. 4月30日発売の「Amazon Fire TV Stick HD(2026)」の特徴は? 購入時に注意すべきポイントをチェック! (2026年04月29日)
  8. コンパクトな高品質キーボード「ロジクール MX KEYS mini KX700GRd」が15%オフの1万3480円に (2026年04月30日)
  9. MicrosoftとOpenAIの「独占契約終了」が意味するもの──AI覇権を巡る両社のしたたかな戦略 (2026年05月01日)
  10. 手のひらサイズでAIが動く! 産業・ビジネスを支える最新「ミニPC」「GPUサーバ」展示レポート (2026年04月28日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年