深夜5時まで営業――東京秋葉原に深夜営業も行うディスカウントストア、ドン・キホーテ秋葉原店が本日10時に新規オープンした。
では、早速内部を見ていこう。
1階は、中央通り沿いに「京たこ」や「The Crepe Deli」、おにぎりや唐揚げなどを売る「おむす人」が店を構える。建物内部に進むと、ドン・キホーテの入り口(スカレーター)の隣に、喫煙スペースが用意されている。9月中旬以降は、地下1階〜1階の残りのスペースにパチンコ店「アイランド秋葉原店」が入る予定となっているようだ。
2階に上がる途中から、手書きのPOPが随所に貼られ、早速ドンキらしさが漂ってくる。駄菓子や食料品、化粧品、薬品など、これまでのアキバではあまり見かけなかった品物が並ぶ。
エスカレーターを挟んだ窓側には、クレーンゲーム専用のゲームセンター「ファンタジーパークときめき 」なども店を構えている。敷居がないので、ドンキの延長線上に並んでいるような雰囲気となっているのもおもしろい。
また、レジ付近にATMが設置されている。都市銀行と地方銀行のすぺてに対応し、営業時間内にフル利用できるのがポイントだ。
3〜4階はドンキ店舗だけで占められている。
3階は自転車やバラエティグッズ、衣類、靴などが販売されている。
4階は、PC関連グッズやHDD/DVDレコーダーや文房具、輸入ブランド品などが並ぶ。DVDメディアやプリンタのトナーなどのサプライ品が深夜でも入手できるが、こちらもドンキ他店とさほど変わらない。
店員によると「PC関連グッズに関してはアキバの激安ショップにはかなわないので、デジタル系の品数は控えめにしています。むしろ、薬や衣類品など、アキバでは取り扱いの少ない商品に力を入れていますね」とのことだ。
ん、今何て言った? オープン前は、アキバの既存PCショップに喧嘩売るほど安く品揃えるのかと期待していたのだが、こんな弱気なコメントは聞きたくなかった。ドンキファンとしては非常に残念だ。
ドン・キホーテはこのフロアまで。9月中には建物8階までテナントが入店する予定だという。
5階は、アニメやゲームなどの特設ブースを用意する「アキハバラ・ファン・ミュージアム」が、そしてエスカレーターを挟んだ窓側には、コスプレ喫茶「@ほぉ〜む」がある。4階までとは違い、アキバのサブカル色を全面に出したフロアとなっている。
午前10時のオープン時には、テープカットなど、何かそれらしい“儀式”もなく「え、何かないの?」と拍子抜けしてしまったが、午後よりオープニングイベントとして、声優徳永愛さんによるミニライブが開催された。
――よくも悪くも普通のドンキだった。コスプレ喫茶やイベントスペースなどはアキバらしいといえばそうかもしれないが、ドン・キホーテの店舗そのものも、アキバならではの何かをしてくれるのではという期待があったのだが……。
なお、6〜8階に入るテナントはまだ発表されていないが、9月に入れば何かしらの情報が入ってくると思われる。5階に負けないコアなコンセプトのショップが入ることを期待したい。
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