EOS 20Dに合わせて、EF-Sレンズのラインアップも強化された。EOS 20Dレンズキットに採用されているEF-S 17-85mm F4-5.6 IS USMのほか、10〜22ミリ(35ミリフォーマット換算で16〜35ミリ相当)という広角ズームレンズ「EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM」がの2つが発売される。また、これまでEOS Kiss Digitalのレンズキットのみに付属した「EF-S 18-55mm F4-5.6 USM」も単体で販売を開始する。
EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USMは非球面レンズ3枚+スーパーUDレンズの10群13枚で構成される。円形絞りを採用しているほか、AFモードのままでマニュアルフォーカスが可能な「フルタイムマニュアルフォーカス機構」を搭載している。ズーム全域での最短撮影距離は0.24メートル。
EF-S 17-85mm F4-5.6 IS USMは、「IS」(Image Stabilizer)の名前の通り、EF-Sレンズとしては初めて手ぶれ補正機能を搭載するレンズ。IS機能により、シャッタースピード換算で約3段(1/15秒でも1/125秒で撮ったのと同じ効果)が得られるため、手持ちでの夜景撮影時に効果を発揮するとのこと。12群17枚のレンズで構成されており、フレアやゴーストを抑制するためのレンズ配置やコーティングが施されている。ズーム全域での最短撮影距離は0.35メートル。
サイズは全長92ミリで重さ475グラム。「EF28-135mm F3.5-5.6」と比べて全長で-4.8ミリ、重さで-65グラムとコンパクトになった。
価格と発売時期は以下の通り。
製品名 | 価格 | 発売時期 |
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EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM | 9万8000円 | 2004年11月下旬 |
EF-S 17-85mm F4-5.6 IS USM | 8万7000円 | 2004年9月下旬 |
EF-S 18-55mm F4-5.6 USM | 3万円 | 2004年9月下旬 |
なお、このほか対応するシステムアクセサリーとして、「スピードライト550EX」の後継となるガイドナンバー58の「スピードライト580EX」、580EX対応のコンパクトバッテリーパック「CP-E3」、コンパクトバッテリーマガジン「CPM-E3」、スピードライトブラケット「SB-E1」なども発売される。
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