BCN総研は、同社のBCNランキングをもとに、デジタルカメラの店頭市場の販売動向をまとめ、発表した。これによると、市場は数量、金額ベースとも前年同月比プラスで推移しているものの、伸び率は鈍化している傾向にある。
また、9月の売れ筋ランキングでは、8月27日に発売された松下電器の「LUMIX FX7(型番:DMC-FX7-S)」(関連記事参照)が、定番のキヤノン「IXY DEGITAL 500」やソニー「Cybershot T1」を押さえて1位となった。これまでデジカメ市場では大きなヒット商品がなかった松下だが、「LUMIX FX7」の投入により、ベンダーシェアも2位に浮上した。500万画素、薄型、大きな液晶画面と昨今のデジカメの人気の要素を備えていることに加え、同社ならではの「手ぶれ補正機能」を搭載していることが、人気を集めている要因だとショップでは指摘している。
なお、ベンダーシェアでは、ニコンも7月以降3位以内で推移しており、キヤノン、ソニー、カシオの3強の牙城が切り崩された格好だ。
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