マウス社長が3日間“フル参戦”した理由とは? 大阪・梅田のど真ん中で起きた“eスポーツ×地域振興”の化学反応:「Osaka GeN Scramble」(ジェンスク)(1/3 ページ)

» 2026年02月11日 06時00分 公開
[大河原克行,ITmedia]

 大阪府が主催する初のeスポーツイベント「Osaka GeN Scramble」(ジェンスク)が、大阪・梅田のグランフロント大阪やうめきた広場、グラングリーン大阪などを会場にし、1月30日〜2月1日の3日間に渡って開催された。

eスポーツ イベント Osaka GeN Scramble ジェンスク 大阪 梅田 グランフロント うめきた広場 JR大阪駅に隣接するグランフロント大阪 北館1階のナレッジプラザが「Osaka GeN Scramble」(ジェンスク)のメイン会場となった。多くの人でにぎわっているのが分かる

PCメーカー唯一の出展 社長も全日程参加で応えた「大阪府の本気」

 Osaka GeN Scrambleは、性別(Gender)や世代(Generation)を超えて、人々がつながり、混ざり合うこと(Scramble)をテーマにしたeスポーツイベントだ。大阪をはじめとした関西エリアの自治体に加え、教育機関/民間企業/関連団体によって構成される「大阪eスポーツラウンドテーブル」(Osaka eSports Growth Guild=OeGG、オーエッグ)の参加企業や団体も出展していた。

 大阪府では、eスポーツの普及と関連産業の振興を目的に、「大阪府eスポーツ推進事業」を展開しており、「eスポーツと言えば大阪」を目指した活動を推進している。

 今回のOsaka GeN Scrambleは、2025年度の「万博イヤー」にあわせて展開してきたeスポーツ関連イベント活動の集大成と位置付けている。

 ジェンスクでは、応援ブースターとして、“T.M.Revolution”の西川貴教さんが就任し、アンバサダーとして、にじさんじ所属のVTuberである本間ひまわりさんや、「高橋名人」として著名なゲームプレイヤーの高橋利幸さんなどがイベントを盛り上げた。

eスポーツ イベント Osaka GeN Scramble ジェンスク 大阪 梅田 グランフロント うめきた広場 大阪府が主催する初のeスポーツイベントが「Osaka GeN Scramble」(ジェンスク)だ

 今回のジェンスクに、PCメーカーとして唯一、出展したのがマウスコンピューターだ。

 同社代表取締役社長の軣秀樹(とどろきひでき)社長は、2025年秋からジェンスクの全ての日程に参加するためにスケジュールを確保していたそうで、会期中の3日間、大阪に滞在して会場内を精力的に回り、自らもイベントの盛り上げに一役買っていた。

 軣さんは「このイベントにかける大阪府の本気度を見て、マウスコンピューターも本気でやらないといけないと考えた。ジェンスクの会場では、ぜひマウスコンピューターのPCを使ってもらいたかった」とし、「eスポーツを通じて地域の活性化に貢献する、先進的モデルになることを期待している」と語る。

eスポーツ イベント Osaka GeN Scramble ジェンスク 大阪 梅田 グランフロント うめきた広場 マウスコンピューター 代表取締役社長 軣秀樹さん。多くの人でにぎわうG TUNEブースの前で
eスポーツ イベント Osaka GeN Scramble ジェンスク 大阪 梅田 グランフロント うめきた広場 取材をしていた2月1日は、同社のゲーミングPCブランド「NEXTGEAR」のロゴ入りネクタイ(マゼンタ色)を締めていたが、ハイエンドブランドの「G TUNE」(赤色)といった各ブランドのネクタイを毎日付け替えていたという

 マウスコンピューターと大阪府は、「大阪・関西万博」会場で開催された高校対抗の全国eスポーツ大会「Coca-Cola STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2025」での連携に続き、2025年9月の「東京ゲームショウ2025」では、マウスコンピューターステージにてOeGGとのステージを実施。2025年9月にはPCメーカーとして唯一、OeGGに参加し、会員各社と連携しながら、大阪府におけるeスポーツの普及活動を進めているところだ。

 一般公開日のメイン会場となったグランフロント大阪 北館 ナレッジプラザの体験エリアに、同社のゲーミングPCブランドである「G TUNE」および「NEXTGEAR」のブースを出展した。

 最新のゲーミングPCを多くの来場者が体験できるようにしたのに加え、ステージで行われる対戦会に使用される機材を提供している。さらに、来場者を対象にG TUNEなどが当たる抽選会を実施して、会場を盛り上げた。

 「ハイエンドブランドのG TUNEだけでなく、ライトユーザー向けのNEXTGEARも、eスポーツの競技に十分使えることを体感してもらうことができた。自分に合ったゲーミングPCを選択してもらえる提案ができた」(軣さん)とする。

 中でも注目を集めたのが、マウスコンピューターのブースで行われたプロeスポーツ選手による対戦会だ。2日間で6回に渡って行われた対戦会では、毎回ブース前が黒山の人だかりとなっていたのが印象的だ。

 軣さんは「当社のブースでプロeスポーツ選手による本気の試合を見てもらうことは、今回の出展で最もこだわった部分の1つ。プロeスポーツ選手のプレイを間近で見てもらい、そのすごさを感じてもらったり、楽しさを知ってもらったりする機会にしたかった」とする。

 実際、多くの来場者が、その迫力のプレイにくぎ付けになっていた。

eスポーツ イベント Osaka GeN Scramble ジェンスク 大阪 梅田 グランフロント うめきた広場 対戦会が行われている間は、通路が埋まってしまうほどのにぎわいを見せていた
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