親思いの息子より親へ贈る1本のソフト――「ジャストホーム3 銘品工房」(2/2 ページ)

» 2004年10月26日 08時00分 公開
[柳谷智宣(アバンギャルド),ITmedia]
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自動画質調整や写真のキズ取り機能など、かなり高機能な写真メニュー

 ユーザーが「PCでこれをやりたい」と挙げる最も多い作業の一つ、デジカメ写真の管理やレタッチ、アルバムやスライドショーの作成は、初期操作メニューの「写真・デジカメ」の項目から選ぶ。

 写真のレタッチ作業は「写真スタジオ」が担当している。画質の自動調節やキズ取りの作業もワンクリックででき、4種類のタブに分類された多数のエフェクトが用意されるといった、かなり高機能なものとなる。

 なお、フレームや文字を画像に重ねるためにレイヤー機能を用いるが、ここでは「らくがきシート」と呼び、ある程度知識がないと分かりにくいレイヤーという概念を意識させずに利用できるようになっている。

photo デジカメ写真を「写真スタジオ」でレタッチする

 デジカメアルバムの作成は、「フォトシアター」で作成する。写真を追加したり文字を載せるだけでなく、音声やBGMの追加もできる。ちなみに、音声追加用の録音作業も同じ画面でできるのも、「全部入りソフト」の利点だろう。普通は「録音用ソフトなどで録音し、ファイルを保存し、ソフト上で録音したファイルを選び、挿入する」といった作業が必要であろうから。

普段の生活で活用できるアイテムのテンプレートが豊富

 写真を使う以外にも、俳句で使う短冊やのし紙など、用紙レイアウトそのものを作成する「ホーム・プリント集」もおもしろいツールだ。例えば、レコードの整理表や盆栽の作品集、蔵書目録など、趣味のコレクションをカタログとして残すテンプレートが充実している。

 カタログの作成のような作業も、むりやりExcelなどで管理させるといったデジタルな方法を押し付けるより、こういったアナログ的な方法でのアプローチも分かりやすそうだ、と逆に新鮮に感じてしまった。なお銘品工房には、約990点ものテンプレートが収録されている。

 「ホーム・プリント集」では、例えば俳句・短歌用の短冊、その短冊でも春用、夏用、新年用、写真付きといった、さまざまなデザインテンプレートが選択できるようになっている。

photo シニア向けと謳うだけあり、俳句や短歌用短冊テンプレートはとくに充実している

 ここでもアナログ的なアプローチとして、テンプレートをそのまま印刷できるよう「印刷ボタン」が用意されているのも面白い。この手のソフトでは、印刷は最後の工程で行うようになっていることが多いからだ。もちろん文字などをPCから入力できる編集画面へも移行できるがそれは必要ない、文字は手書きで心を込めて、というニーズがあるためだという。

 名刺の作成は「ラベル・シール」ツールから作業を始める。気軽にチャレンジできるように、銘品工房では白無地、和紙、和風塗工紙と3種類の名刺プリント用紙そのものも付属する。

 「虎の巻」でも、完成まで工程をステップごとに紹介されているので、これを見ながらまず一度作ってみましょう、という同社からの心使いである。

photo 約950点ものテンプレートが用意されている。多くが文字だけ背景のみのシンプルなデザインから、写真入りの名刺用のテンプレートなどが用意されている

メールやオンラインではない、「電話」によるサポート付き

 シニアユーザーの要望、それはメールやオンラインではなく「電話によるサポート」である。銘品工房では、インストールから90日間、分からないことを教えてくれる「90日間無償安心サポート」という電話サービスが受けられる。

 また、現在は期間限定で「年賀状デザイン集2005」が付属している。年賀状作成ソフトとしてもまったく問題なく活用できる。

photo 「年賀状デザイン集2005」のサンプル例。中国風墨絵や和風サンプルをはじめ写真はがきサンプルまで、テンプレート約290点、イラスト約1300点を収録する

 以上のように、とにかくシニアユーザーや初心者、あるいは専門ソフトや専門用語が多数あるマニュアルで挫折した経験があるユーザーにも、目的の作業を迷わず進められる工夫が随所に感じられる。

 やはり大きいのは、機能全部入りということ、詳細解説テキスト「虎の巻」の付属、そして90日間の電話サポートだ。

 とりあえず親がPCでやりたいようなことは、ほぼすべてまかなえている機能がそろっていると思うし、ステップごとに確認しながら解説するテキストが付いていることで上達も早くなりそうだ。そして、もし万が一分からなくなっても電話サポートがある。

 この先年末は、シニアユーザーや初心者ユーザーにとって「年賀状作成」という一大イベント(?)というか、PC上達のためのチャンスもあることだし、「これを使ってみなよ。分かりやすいと思うよ」と箱ごと渡してしまって、そのままお任せできてしまいそうだ。

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