モデルチェンジした新PIXUSの実力は――「PIXUS iP8600」「PIXUS iP7100」(3/3 ページ)

» 2004年10月26日 11時00分 公開
[林利明(リアクション),ITmedia]
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付属のツール類も自動両面印刷に対応

 最後に、主な付属ツール類について触れておこう。基本的には従来モデルに付属していたものと同じだが、先ほど述べたように自動両面印刷への対応といった強化がなされている。

Easy-PhotoPrint

 Easy-PhotoPrintは、ハードディスクにあるJPEG形式の画像を簡単にレイアウト印刷するツールだ。操作と手順は3つのステップ画面になっており、1ステップ目はエクスプローラ風のフォルダツリーと画像のサムネイル表示だ。印刷する画像と枚数を指定して、2ステップ目に進む。2ステップ目は用紙サイズと種類の設定だ。両面印刷用の用紙もリストアップされ(純正品が存在する用紙サイズと種類のみ)、ドライバ機能のVIVIDフォトとデジタルカメラノイズリダクションも有効化できる。3ステップ目は、レイアウトの指定と印刷の実行だ。用紙に合わせたレイアウトが一覧表示されるので、好きなものを選んで印刷を実行すればよい。

1ステップ目の画面。画像が保存されたフォルダを指定すると、画面の右にサムネイルが表示される。印刷したい画像と印刷枚数を決める
2ステップ目の画面。用紙サイズと種類を指定する。1ステップ目で選択した画像を使って、CD/DVDのレーベル印刷を行うことも可能
3ステップ目の画面。レイアウトを選択して印刷するだけだ。各画像のトリミングも可能
Easy-PhotoPrintの設定画面。「自動画像補整処理」の有効と無効、印刷品質(標準設定/画質優先)、フチなし印刷のはみ出し量(大/中/小/なし)などを設定しておく

Easy-PhotoPrintPlus

 Easy-PhotoPrintと連携する簡単レタッチツールで、人物の顔を補正する。補正機能は、赤目補正、顔明るく補正、顔くっきり補正、美肌加工、ほくろ除去だ。使い方としては、Easy-PhotoPrintで画像を選択してEasy-PhotoPrintPlusを呼び出し、補正をしたのちEasy-PhotoPrintで印刷する。補正した画像は、Easy-PhotoPrintPlusから別名で保存することも可能だが、独自形式しか選べない。

Easy-PhotoPrintPlusは、人物の顔を補正する簡単レタッチツール。自動補正と手動補正があるが、手動といっても補正したい部分を囲むだけの簡単な操作だ

PhotoRecord 2

 自動両面印刷も可能なアルバム作成ツール。アルバムにしたい複数の画像を読み込み、レイアウトを決めて印刷するだけの簡単操作だ。レイアウトにはテンプレートも豊富に用意されており、背景や画像の枠、テキスト、クリップアート集などを駆使してオリジナルのレイアウトを組むのも楽しい。Exif情報(シャッタースピードや絞り値など)を加えたインデックスアルバムも作れるので、画像管理にも一役買ってくれるだろう。

PhotoRecordでのアルバム作成には、純正の「スーパーフォトペーパー・両面」がおすすめだ。A4サイズと2L判サイズがある。両面ともフチなし印刷が可能だ

らくちんCDダイレクトプリント for Canon

 CD/DVDのレーベル印刷と、ケースジャケットの印刷を行うツールだ。背景の画像や模様を決め、文字、図形、イラストを配置してオリジナルのデザインを作成する。デザイン要素となる画像は、スキャナから直接読み込むことも可能だ。クリップアートも豊富。

シンプルな操作性だが機能は豊富。特にテキストの装飾機能が充実している。グラデーションで塗りつぶしたり、変形効果、影付き文字、縁取り文字などを作成できる。印刷時には、縦横の印刷位置を0.1ミリ単位で調整可能だ
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