PC切り替え器ならぬ入力機器切り替え器の利用法を探る――「PS/2 2console KVM Switch KNV201」を試す:週末アキバPick UP!レビュー(1/2 ページ)

» 2004年11月09日 18時00分 公開
[古田雄介(アバンギャルド),ITmedia]

 PCを複数――特にデスクトップPC複数台を――所持するユーザーであれば、すでに導入している、あるいは一度は導入を考えたことがあるであろう便利な機器、それがPC切り替え器だ。

 そんな、一見普通のPC切り替え器のようなたたずまいのRextron「PS/2 2console KVM Switch KNV201」(以下、KNV201)という製品をアキバで発見した。ただしこのKNV201、PC切り替え器ではない。1台のPCにキーボードやマウスを切り替えられるという、“入力機器”切り替え器だったのである。

 つまり、PC切り替え器は例えば2台のPCに1組の入力機器、という使い方であるのに対し、KNV201は1台のPCに2組の入力機器、という使い方をする。

photo Rextron「PS/2 2console KVM Switch KNV201」

 搭載されるインタフェースは、D-Sub入力×2、D-Sub出力×1、PS/2(各キーボード/マウス用)入力×2、PS/2出力×1。フロントのスイッチにより、有効にするキーボードとマウスを切り替える仕組みとなっている。2台出力できるディスプレイ側の切り替えは行われず、2台ディスプレイを接続した場合は、双方同じ画面が表示される。

photo KNV201の背面インタフェース類。切り替えが有効になるのは下段の入力機器類のみになる

 Rextronの国内代理店スカイブルーコンピュータによると、このKNV201は主に法人用途として、例えばPC教室などのインストラクターが、受講者にPC操作を説明する場面などに使われているという。

入力機器切り替えとクローンモード出力

 2組のディスプレイとキーボード、マウスを用意して、KNV201を単独で使う。それぞれをKNV201に接続し、付属のケーブルでマシンに接続すれば完了だ。

photo KNV201の同梱品は、PCと切り替え器を結ぶケーブルとゴム足のみ。ドライバや専用ユーティリティなどはなく、ケーブル配線だけでセットアップできる

 今回試した環境は以下の通り。

接続チャネル1ch2ch
ディスプレイNEC製15型CRTDELL製15型CRT
マウスマイクロソフト「IntelliMouse Explorer」(光学式)適当なノーブランド(ボール式)
キーボードFILCO「翼 FKB-107/J」ノーブランド日本語109キーボード

 PCを起動すると、2台のディスプレイに同じ画面が「クローンモード」のように表示される。もちろんアプリケーションやマウスカーソルの動きもタイムラグなく反映されている。切り替えスイッチを1秒ほど押すと、ディスプレイではなく、もう一方のキーボードとマウスが操作できるようになる。

photo ディスプレイは切り替わらないので、2台接続することもない

 ここまではふーんといった感じだったが、文字入力の際に通常接続時と比べると、なんとなく遅いかもと感じる程度の“もたつき感”があった。

 メーカーによると、電力不足である可能性があるとのことで、別途ACアダプタを接続すれば確実に解消されるという。なるほど、本体背面にはACアダプタ接続用のコネクタも用意されている。しかしACアダプタ「KNV104D-AC-Adapter」はオプション扱いで別売りだ(2980円ほど)。

 多機能キーボードやマウス、しかもワイヤレスモデルを何台も、といった場合で試したのであれば何となく分かる気もするが、たった2台、しかも特殊なキーボードやマウスを接続したわけではない環境下での結果となると、これではユーザーはちょっと不満を感じてしまうかもしれない。機器そのものの改善か、ACアダプタの同梱を強く望みたい。

PC切り替え器と組み合わせてみる

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月11日 更新
  1. メモリやSSDが高すぎてPC買えない問題 IntelのラナーデCTOはどう考えている? (2026年10月09日)
  2. 日本HPが個人向け新ノートPCを10月下旬に発売 RTX Spark搭載の「OmniBook Ultra 16 AI PC」と若者の最初の1台を狙う「OmniBook 5 14」 (2026年10月09日)
  3. 5K/75HzとWQHD/300Hzを切り替え! MSIの26.9型ディスプレイが話題に (2026年10月10日)
  4. 日本限定で「ちいかわ」コラボモデルも! Google Play対応の「Amazon キッズ タブレット」が10月14日に発売 選べる2サイズで3万9980円から (2026年10月08日)
  5. 10年ぶりの新モデル! 充電式になっても価格据え置き6600円のラベルライター「P-TOUCH CUBE PT-P320BT」を見てきた (2026年10月09日)
  6. 画面はより明るく、質感も向上したスマートウォッチ「Amazfit Balance 3」は普段使いとしても買いか? (2026年10月08日)
  7. iPadを縦横自由に設置してタイピングできる脱着式キーボード付きケース「ロジクール Flip Folio iK1185GRA」がセールで18%オフの2万1400円に (2026年10月09日)
  8. 面倒な窓掃除はお任せ! 5万円切りの超薄型・窓拭きロボ「WINBOT mini 2」を試す マグネットなしで強力吸着、窓枠1mmまで攻める (2026年10月09日)
  9. サンディスク、外付けポータブルSSDのラインアップを改訂 (2026年10月09日)
  10. RTX Spark搭載の「Surface Laptop Ultra」は10月16日から順次発売 51万3480円から (2026年10月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー