米Intelは11月15日、予想通り3.8GHzのPentium 4を導入した。同社にとっては一つの時代の終焉を意味するかもしれない。
3.8GHzのPentium 4 570はIntel製プロセッサとして最速のクロックスピードを提供、いつまでそれが続くかは不明だ。Intelは4GHzのPentium 4投入計画を断念しており、キャッシュメモリの追加によってデスクトッププロセッサの性能強化を図る方針だ。
プロセッサの性能強化のためにはキャッシュメモリ追加の方が簡単で賢いやり方だとIntelは先月表明。来年初頭から、Pentium 4のキャッシュメモリは1Mバイト追加されて計2Mバイトとなる。
Intelのデュアルコアプロセッサは来年下半期に登場予定。クロックスピードは現行のシングルコアプロセッサよりも低速となる。Intelはローエンドのシングルコアプロセッサを2006年まで製品ラインに維持し、将来いずれかの時点で4GHz超のプロセッサを投入するかもしれないとアナリストは見ているが、クロックを高速化したプロセッサの投入計画について同社は言明していない。
Pentium 4 570を搭載したHewlett-Packard(HP)の「Compaq X 5010T Gaming PC」は17日に発売予定。Dellもゲーム用PC「Dimension XPS」に同プロセッサを採用する計画だ。
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