日本ギガバイトは11月20日、先週のASUSによる「ASUS独自機能デモイベント」に続き、秋葉原リナックスカフェ・ディ・プロントにおいて製品展示/デモイベント「EXPO 2004 in 秋葉原 冬の陣」を開催した。昨日の雨天から一転して晴天に恵まれ、11時の開場から早々会場は訪問者であふれかえっていた。
展示されていたのは、GIGABYTEの最新マザーやグラフィックスカード、ベアボーンキットなど。中でも注目は、nForce4 SLI搭載マザーであろう。
GA-K8NXP-SLIは、PCI-Expressを2基搭載し、SLIに対応するのが特徴。ASUS「A8N-SLI Deluxe」と同じく、スロットの間にSLIを動作させる独自ユニットを装着する仕組みだ。Athlon 64 FXなどに対応するSocket 939を搭載し、Serial ATA IIやIEEE1394bをサポートする。また、GIGABYTEオリジナルの電源供給安定化カード「DPS」や無線LANカードも付属する。
会場では、GA-K8NXP-SLIとGeForce 6600GT搭載のグラフィックスカード「GV-NX66T128D」2枚使用した展示がなされていた(当日、実際に稼働する製品が間に合わなかったとのことで、デモは行われなかった)。
日本ギガバイトによると「(SLI有効時の)性能は1枚差しから約1.87倍向上しました」(日本ギガバイト 広報遠藤氏)という。
もう一つは、Intel 925XE搭載の新モデルだ。
ラインアップは無線LAN機能を盛り込んだ上位モデルの「GA-8AENXP-DW」と下位モデルの「GA-8AENXP-D」である。双方PCI-Express 1Xを3基、同16Xを1基搭載し、8基のSerial ATAポートを備える。チップセット以外は旧最上位機「GA-8ANXP-D」と同じ構成だ(GA-8AENXP-Dは無線LAN機能を非搭載)。
そのほか、2005年1月に投入される予定のノート型ベアボーンキットや、新商品のストレージサーバなども展示されていた。
ラインアップは、ハイエンド据え置き型ノートとオールインワンタイプ、ホームモバイルタイプにモバイルノートタイプなど。すべての機種でPentium M/1.8A GHzまで搭載できるほか、メモリは最大1Gバイトまで、HDDは2.5インチタイプを1台装着できる仕様となっている。
ハイエンドモデルの「N601」は15.4インチワイド液晶を搭載するAVノートで、オーディオに特化した独自機能を採用し、AOpenやASUSなどの他社Pentium Mノートベアボーンキットとの差別化が図られている。キーボードの左脇にオーディオ操作パネルが搭載され、音楽CDやオーディオデータをショートカットボタンにより手軽に再生できるという。
搭載マザーはIntel 855PMチップセットを採用、グラフィックスチップにMOBILITY RADEON 9600を搭載する。取り外しも可能な光学ドライブベイには、標準でDVDコンボを、DVDスーパーマルチドライブなどへの換装も可能となっている。価格は20万円前後の予定。
白い筐体カラーの「N411」は、パーツを組み込んだ総重量で約2キロとなるノート型ベアボーンキットだ。14インチワイド液晶を搭載し、DVD+-RWドライブが内蔵される。価格は16万円前後の予定。
また、キューブ型ベアボーンキットなどと並んで、NAS用ケース「ST-000」も展示されいた。キューブ型PCと同サイズのケースに、複数台のHDDが搭載できる仕様となっており、大規模なNASをも構築可能とするものだ。
ただしST-000の詳細なスペックはまだ未定とのことで、搭載できるHDDの数、容量などはまだ公開されていない。早ければ12月上旬に販売される予定で価格は5万円前後になる見込みだ。
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