「たのしく、かんたん、きれい」をモットーにしている、富士ソフトABCの「筆ぐるめ」。最新版「筆ぐるめ Ver.12」では、ナビゲーション機能をさらに強化し、より使いやすくなっている。
ソフトを起動すると、まず表示されるのが「筆ぐるめナビ」。住所録作成や旧バージョン・他ソフトの住所録を取り込むことができる「住所録」、年賀状作成はもちろん、年賀状以外のはがき作成も行える「作品」、Q&Aや、ガイドで構成される「活用術」の3つのカテゴリからなっており、自分がやりたいこと、やるべきことを一目で見つけられる。
住所録作成には、前バージョン同様「かんたん宛先追加」を採用している。ナビゲーションに沿って氏名、郵便番号または電話番号を入力するだけで、自動的にカードに住所が表示されるため、住所入力がスムーズに行える。また、姓名辞書を載しているので、難しい姓名の漢字が簡単に一覧から探し出せるのがうれしい。なお、今年度版では一覧表からも住所入力ができるようになった。
文面作成では、デジカメ画像やPC内に保存してあるデータを、素早くサンプルデータに貼付けられる「かんたんレイアウト」機能を新搭載したことがポイントだ。同機能は、上部のメニューの「デジカメ」項目で利用できるもので、年賀状で使いたいデジカメ画像などを選択し、「かんたんレイアウト」ボタンを押すだけで、収録された写真テンプレートに自動的に組み込まれるというもの。テンプレートは、マウスをスクロールする(または矢印ボタンを押す)だけで、自動的に切り替わってくれる。
作業をアシストする「ナビ」が画面左に常備しているため、PC初心者はもちろん、同ソフトを初めて手にしたユーザーでも迷わず作業ができる。「特急」とまではいかないが、「かんたんレイアウト」機能などを利用すれば、戸惑う事なく、手軽に年賀状が作成できるだろう。
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