調査当日の木曜、高速電脳に電磁波防止に役立つと銘打つアイテム、リフォルマ「PT-R Past」が入荷した。価格は2625円、在庫は5個。
PT-R Pastは、ゲル状態の電磁波防止素材と冷却効果のあるアルミナ粒がセットになった製品。電磁波ノイズを発生するコンデンサやチップの側面などにこれらを塗れば、放熱性が高まるとともに電磁波をブロックできるとのことだ。
ちなみに、これら素材はすべて絶縁体なのでショートする心配もない。ゲル状のものは同社電磁波防止シート「PT-R1316」に改良が加えられたもので、800MHz〜数GHz帯域の電磁波をカバーできるという。
入荷した高速電脳は「電磁波が人体に与える影響は、まだ確証されていませんが、気にするユーザーも結構多いんですよね。気になる人はちょっと試してみてください」と話す。
ちなみに、ゲル状/液状の自作PC市場向けアイテムがここ1か月の間に、多数アキバに登場しているのを確認している。例えば、1月末にUSER'S SIDEに入荷された内部パーツの防震を抑えるという塗料、セイシン「SPI-015」が、そして今週は複数のショップで、CPUに付着しているグリスを完璧に落とすことができるというグリスクリーナー、CoolJag「ISOPAR」などがある。
昨年後半ごろ、「光モノ」がブームと言われていながら今やどこ吹く風やら(もちろん製品が存在しないわけではなく、普通に販売されてはいるが)だが、果たしてこの「液状系」、どう転ぶか楽しみだ。
製品 | リフォルマ「PT-R Past」 |
入荷ショップ | |
高速電脳 | 2625円 |
今週の火曜から木曜にかけてアキバ各ショップに、ギガバイト製のデュアルGPUグラフィックスカードとマザーボードのバンドルパッケージ「GV-3D1 LIMITED EDITION」が入荷した。価格は6万5000円〜7万円程度で、在庫は意外と潤沢だ。
デュアルGPUグラフィックスカード「GV-3D1」はGeForce 6600 GTをデュアル搭載し、それぞれ128Mバイトのビデオメモリが割り当てられている。ジャンパーの切り替えをせずにPCI-Express x16スロットに挿すことで、そのままSLIで稼働する仕組みだ(詳細はレビューを参照)。
セットとなるマザーは「GA-K8NXP-SLI」。nForce4 SLIチップセットを採用するSocket 939マザーで、Athlon 64などが搭載可能だ。IEEE1394bや8chオーディオ、Serial ATA IIチップなどをオンボード搭載する。単体製品はひと足早くアキバに出回っており、価格は2万5000円前後だ。
入荷した某ショップは「デュアルチップのグラフィックスカード登場は、約半年前にNVIDIA SLIが発表された頃からすでに噂になっていました。最初に出すのがGIGABYTEという情報もあって、ユーザーから問い合わせも結構届いていたのですが、ようやく登場しましたね。もうユーザーの熱も冷めた頃かと思ったらそうでもなく、意外とよく売れています」という。
なお、製品名に「LIMITED EDITION」とあるように、初回生産のみで終了するという噂も複数のショップで聞かれた。気になるユーザーは、ほどほど潤沢な今のうちに入手するのが得策だ。
製品 | GIGABYTE「GV-3D1 LIMITED EDITION」 |
入荷ショップ | |
高速電脳 | 6万4800円 |
ドスパラ秋葉原本店 | 6万6800円 |
パソコンショップ・アーク | 6万7750円 |
ツートップ秋葉原本店 | 6万7780円 |
ワンネス | 6万9750円 |
今週木曜、高速電脳にECS製液晶ディスプレイ一体型ベアボーンキット「DeskNoteII Aio A950」が少数入荷した。価格は5万9800円。
DeskNoteII Aio A950は、15インチ液晶ディスプレイを搭載する液晶一体型のベアボーンキットで、チップセットにSiS650GLを採用する、Socket 478マザーが搭載されている。
CPUはWillametteコアPentium 4(またはCeleron)2GHz〜2.80GHzと、FSB400MHzで動作するNorthwoodコアモデルを、PC2100までのDDR SDRAMを最大1Gバイト搭載できる。
付属するCD-RW/DVDコンボドライブは液晶パネルの右側面に配置され、本体の左右下部にUSB2.0ポート、IEEE1394ポート、ヘッドフォン端子などを備える。
以上から分かるように、最初にリリースしたのは2002年8月とかなり古い製品だ。今回、高速電脳では再入荷のないスポット商品として限定的に仕入れたという。
「今になってWillametteコア対応のベアボーンを入荷できたのはちょっと不思議です。ただ、メーカー製PCなど液晶一体型PCが持てはやされ、自作市場でも、ノート型をはじめとするベアボーンキットが人気を集めているのと無関係ではないと思います。2年半前のモデルと思えないほど一体型としての完成度は高く、使い勝手も上々。プラットフォーム乗り換えなどで余ったパーツを再利用しようかなと考えている人がいれば、このキット、お勧めです」(高速電脳)
製品 | ECS「DeskNoteII Aio A950」 |
入荷ショップ | |
高速電脳 | 5万9800円 |
2月末に閉店するOVERTOP 1号店が、2月に入って在庫一掃の閉店セールを行っている。
今週末の目玉は、旧Athlon 64などが搭載できるSocket 754マザー。完全未開封の新製品が、相場の80〜90%の価格で入手できるチャンスだ。
OVERTOP 1号店は今後も頃合いを見て特価品を増やしていく考え。従来の店内を知っているユーザーはすっきりした店内に寂しさを感じるかもしれないが、最後の最後まで、きっと何かやってくれることだろう。
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