指先から甦る「あの時代」――いにしえのAppleキーボードを復活させる小寺信良(2/3 ページ)

» 2005年02月28日 10時05分 公開
[小寺信良,ITmedia]

 中古のMacを買ったとしてもアプリが全然ないので、一時の気の迷いを満足させる投資としては高く付きそうだ。というわけで、MacのキーボードをWindowsにつなぐという方法を模索してみることにした。

夢のApple拡張キーボードII

 調べてみると、すでにそういうことをやっている人は多いようで、ルートは簡単に開けた。まず必要なのは、古いMacのインターフェースであるADBを、USBに変換するアダプタである。WindowsではPS/2をUSBに変換する変換器があるように、MacでもADBをUSBに変換するというニーズがあり、そういうアダプタも存在することがわかった。

 さっそくアキバに行き、Mac専門店でアダプタを6279円で購入。PS/2アダプタに比べれば高いようだが、これと同じものが出るところに出れば1万円オーバーで売られていたりするので、まあまあ安く買えた方であろう。

Griffin Technology社製のADB to USBアダプタ

 来たついでに久しぶりにジャンク屋界隈を覗いていると、なんとApple純正の拡張キーボードIIが中古で売られているではないか。

 このApple拡張キーボードII、10年前の筆者にとっては欲しくても買えない逸品であった。なにせ当時で2万円台後半という、超高級品だったのである。標準キーボードに比べてキータッチがいいと評判だったのだが、当時モノカキでもなんでもない一介のパソ通野郎がおいそれと買えるものではない。なにせモノカキになった今でさえ、1万6千円の東プレ「キャパシティブ・コンパクトキーボード」を買うのに30分も逡巡するぐらいなのである。

 3台あったが、どれも「未クリーニング」と書いてある割には結構な美品だ。値段はえーと、525円ハイ買った!(速)

 憧れの名機が、中古とはいえかなりの美品が1/50の値段で売られるとは、つくづく時代とは残酷なものである。だがどうしても買う勇気がなかったという思い出を持つ筆者にとっては、いい時代になったとも言える。

 これがそのApple拡張キーボードIIである。右肩に薄くシール跡があるところから、おそらくリース品か、どこかの会社の備品だったのではないだろうか。1995年メキシコ製とあることから、比較的後期に作られたものである。ちなみに初期型は米国製であった。

525円で購入した憧れのApple拡張キーボードII
ラベルには1995年メキシコ製とある

 キー配列を見ると、かなりPCライクであることがわかる。本来Macで使用するキーは、標準キーボードにあるだけで十分であり、Fキーやhome、endなどのキーは必要ないのであるが、これは当時、ワークステーション端末としてMacを使うという用途を想定したものであったようだ。

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