きょうはエルザジャパン「GLADIAC 940 Ultra」の2枚差しで大人買い気分を味わってみた:グラフィックスカード(1/2 ページ)

» 2005年03月29日 20時26分 公開
[長浜和也,ITmedia]

 NVIDIAの新世代GPU「GeForce 6」シリーズの最上位モデルが「GeForce 6800 Ultra」であるのは、もう周知の事実。そもそも、シリーズで最初に登場してそのパフォーマンスでユーザーを驚かせたのがGeForce 6800 Ultraだったが、それはAGPに対応したもの。

 パーツショップで入手できたPCI Express対応の最上位GPUは、長らくGeForce 6800GT搭載のグラフィックスカードに限られてきた。GeForce 6800 Ultraを搭載したPCI Express対応カードは、NVIDIAのイベントでサンプルが登場するものの、市販ベースではなかなか登場してこなかったのである。

 現在ゲームユーザーに注目されている「NVIDIA SLI」はPCI Expressに対応したプラットフォームでのみ利用可能、ということで、ユーザーは、NVIDIAのGPUラインアップで最もパワーのあるGeForce 6800 Ultraを組み合わせた3Dパフォーマンスを「お預けっ」されていたことになる。

 「性能絶対値」に思い入れがあるなら、やはり「GeForce 6800 GTじゃなくてGeForce 6800 Ultraの2枚組みでNVIDIA SLI」という壮大な夢を実現してみたい。パワーユーザーが長らく待ち望んでいたGeForce 6800 Ultraを搭載したPCI Express対応グラフィックスカードがようやく1月末からパーツショップに製品が姿を見せ始めている。

 役者がそろってきたGeForce 6800 Ultra搭載のPCI Expressグラフィックスカードから、今回は先週登場したニューフェース、エルザジャパンの「GLADIAC 940 Ultra PCI-E 256MB」でPCI Express x16の最強パフォーマンスを体感してみたい(とはいえ、「お父さん買い」的経済力のITmediaゆえ、テストマシンはミドルレンジレベルなのだが)。

今回取り上げるのはエルザジャパンのGeForce 6800 Ultra搭載カード「GLADIAC 940 Ultra PCI-E 256MB」

裏面の配線からは、GPUを取り囲むようにビデオメモリが配置されているのが推察される。ちなみに、HSIといったブリッジチップの存在も確認できない

 先ほども述べたように、GeForce 6800 Ultra搭載のPCI Express対応グラフィックスカードは今年の1月末あたりから姿を見せているが、そのほとんどが分厚いクーラーユニットを搭載したモデルだ。

 隣接するスロットのギリギリまで迫っているため、2枚のグラフィックスカードを差す必要のあるNVIDIA SLIでは、2本あるPCI Express x16スロットの間にレーン切り替えのスイッチモジュールのスロットがあるとはいえ、お互いのカードがギリギリ接触しそうになってしまう。

 「GLADIAC 940 Ultra」は薄いクーラーユニットを実装した1スロット厚に収まっている数少ないPCI Express対応カード。そのため、2本のPCI Express x16の間隔が狭いnForce 4 SLIマザーでも、干渉を気にすることなくNVIDIA SLIを構築できるメリットがある。

役者がそろってきたPCI Express x16対応のGeForce 6800 Ultra搭載カードだが、多くが2スロット厚のもの。エルザジャパンの製品は薄いクーラーユニットを搭載した1スロットカードであることも特徴の1つだ

GeForce 6800 Ultraを搭載したことで、電源コネクタはカード1枚に付き4ピンが2つ必要になる。NVIDIA SLIを構築するには4つのコネクタを都合つけなければならず、まずはその確保で四苦八苦するだろう。分岐コードは用意しておいたほうがいい

 今回は、PCI Expressプラットフォームの最強グラフィックス構成となるだろう「GeForce 6800 UltraによるNVIDIA SLI」のパフォーマンスを定番ベンチを使ってRADEON X850XT Platinum Edition と比較してみる。

 また、それと併せて、ユーザー層が最も厚いといわれる、いわゆる典型的な「お父さん買い」のミドルレンジ構成で、ハイエンドなカードによるNVIDIA SLIが性能を発揮できるのかを調べるため、GeForce 6800 Ultra1枚差しの場合のパフォーマンスも調べてみた。

 なお、今回のレビューから市販ゲームのベンチマークとしてTOMBRAIDER angel of darknessをやめて、その代わりに(ようやくではあるが)FarCryとHalfーLife 2を加えている。

 FarCryはパッチ1.3を適用した状態で、HardwareOCから入手したベンチマークツール「Far Cry benchmark v1.4を「HardwareOC River」のデモデータで測定。Half-life 2も同じくHardwareOCのベンチマークツールから「HardwareOC d13c17」のデモデータで測定を行っている。

ということで、「いま最も贅沢なグラフィックスシステム」GeForce 6800 UltraによるNVIDIA SLIを動かす。

ベンチマークシステム環境
CPUAthlon 64 3500+
マザーボードASUS A8N-SLI
メモリPC3200/512MB×2ch
HDDST3160023AS
OSWindows XP Professional +SP2

3DMark05 Score
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月14日 更新
  1. RTX 5060よりRTX 3060? 最低でも25万円! 値上がりが続く自作ゲーミングPCのリアル (2026年10月12日)
  2. 「折りたたみ不要派」が過去形に? 約201gの軽量ミニタブレットとしても使える「Galaxy Z Fold8」に触って分かったこと (2026年10月13日)
  3. 約581gの軽さで美しい画面を持ち歩く! 日本エイサーの有機EL搭載14型モバイルディスプレイ「PE140Wsmiuux」を試す (2026年10月12日)
  4. 全48製品が最大40%オフ! BenQのディスプレイやプロジェクターがお得に! (2026年10月11日)
  5. メモリやSSDが高すぎてPC買えない問題 IntelのラナーデCTOはどう考えている? (2026年10月09日)
  6. Anthropicが小型AIモデル「Claude Haiku 5.5」を発表/Mistral AIが大規模言語モデル「Mistral Large 4」を公開 (2026年10月11日)
  7. 日本HPが個人向け新ノートPCを10月下旬に発売 RTX Spark搭載の「OmniBook Ultra 16 AI PC」と若者の最初の1台を狙う「OmniBook 5 14」 (2026年10月09日)
  8. 5K/75HzとWQHD/300Hzを切り替え! MSIの26.9型ディスプレイが話題に (2026年10月10日)
  9. 最大割引率は49%! セール初登場を含むAmazfitのスマートウォッチ&スマートリングがお得 (2026年10月13日)
  10. オープンイヤー型の「ACCENTUM Clip」が初セール! 「ゼンハイザーオータムセール2026(第2弾)」開催 (2026年10月13日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー