きょうはエルザジャパン「GLADIAC 940 Ultra」の2枚差しで大人買い気分を味わってみたグラフィックスカード(2/2 ページ)

» 2005年03月29日 20時26分 公開
[長浜和也,ITmedia]
前のページへ 1|2       
3DMark03 Score

3DMark03 GT1

3DMark03 GT4

Aquamark3

DOOM3(timedemo demo1)

FarCry(HardwareOC River)

Half-Life 2(HardwareOC d13c17)

 3DMark03と3DMark05の結果を見る限り、GeForce 6800 Ultra2枚差しの効果は絶大。グラフにはNVIDIA SLIによるパフォーマンスの向上がはっきりと示されており、最も軽負荷の状態ではAthlon 64 3500+というミドルレンジCPUでも3DMark03 Scoreは「2万」の大台に乗っている(このスコアを見るためにGeForce 6800 Ultraを二枚買うことに意義を見出すユーザーがいるかもしれない)。

 1枚差しと2枚差しで比較したパフォーマンスの開きが処理が重くなるにつれて広がっていくのは、これまで紹介してきたNVIDIA SLIのレビューでも見られた傾向。さらに言えば、3DMark03の軽負荷時ベンチマークで、ほかの条件から飛び抜けたパフォーマンスを見せるのもこれまでと同様だ。

 このように、Futuremark系のベンチマークでは飛びぬけたパフォーマンスとNVIDIA SLIの絶大なる効果を見せ付けてくれているが、Aquamark3や市販ゲームのベンチマークになると一転して、RADEON X850XT PEのみならず、GeForce 6800 Ultraの一枚差しにも肩を並べられてしまう。

 ただし、これはベンチマーク結果のグラフの頭が横並びであることからも推察できるように、「CPUのボトルネック」の影響が十分考えられる。いずれのゲームベンチでも最も重負荷条件となる1600×1200ドット、アンチエイリアス4サンプル、異方性フィルタリング8サンプルの測定ではNVIDIA SLI構成の結果は1枚差しのそれを大きく引き離している(とはいえ、NVIDIAが主張する「1.87倍」には程遠いが)。

 Futermark系ベンチマークでは格段の差がでた夢の「GeForce 6800 Ultraの2枚差し」であるが、市販ゲームベンチでは、CPUが足を引っ張ってしまい、かけたコストに見合った違いを引き出すことはできなかった。

 ミドルレンジのシステムでパフォーマンスをフルに引き出すには、ゲームに支障のない限りオプションを重くしていくような使い方になるだろう。しかし、オプションとフレームレートのトレードオフがうまくいかないときは、CPUのアップグレードを考え始めたほうがいい。

 結局のところ、NVIDIA SLIで構成されたGeForce 6800 Ultraで、そのコストに見合ったパフォーマンスを引き出すには、CPUもそれなりのグレードが必要。そういう意味では「大人買い」向きのグラフィックスシステムということになるだろう。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月14日 更新
  1. スウェーデンのファンドが「価格.com」「食べログ」約5900億円でカカクコムを買収へ AI戦略を加速 (2026年05月13日)
  2. 待望のカラー版も選べて大型化! Amazonが「Kindle Scribe」2026年モデルを発表 Google Drive連携など機能も強化 (2026年05月12日)
  3. Googleが「Googlebook」をチラ見せ AndroidとChromeOSを“融合”した全く新しいノートPC 詳細は2026年後半に紹介 (2026年05月13日)
  4. 「MacBook Neo」は「イラスト制作」に使えるか? Appleが仕掛ける“価格の暴力”を考える (2026年05月12日)
  5. NVIDIA“一強”を突き崩すか AMDのAIソフトウェア「ROCm」と次世代GPU「Instinct MI400」がもたらす新たな選択肢 (2026年05月12日)
  6. ノートPCを4画面に拡張できる“変態”モバイルディスプレイ「ROADOM 14型 モバイルマルチディスプレイ X90M」が6万1560円に (2026年05月12日)
  7. 高騰続くパーツ市場、値札に衝撃を受ける人からDDR4使い回しでしのぐ自作erまで――連休中のアキバ動向 (2026年05月11日)
  8. 画面を持たない約12gの超軽量ウェルネストラッカー「Google Fitbit Air」 1万6800円で5月26日に発売 (2026年05月07日)
  9. 約2000円で購入できる「エレコム USB扇風機 FAN-U177BK」 (2026年05月12日)
  10. AIでギターやボーカルを消去! JBLの楽器練習向け次世代スピーカー「BandBox」が公開 クラファン価格は3万5200円から (2026年05月13日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年