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» 2005年04月05日 18時00分 公開

TV録画スタイルを大きく変える――PCレス録画システム「Link de 録!!」を試す(後編)(2/3 ページ)

[寺崎基生,ITmedia]

Link de 録!!の少々気になるところ――リアルタイムTV視聴時のレスポンス

 さて、よいことづくめのようなLink de 録!!だが、少々気になるところも存在する。

 まずは筆者が試した限りでの現状ではTVのリアルタイム視聴には向かないと感じたこと。TV視聴モードにしてから画面が表示されるまでかなり時間がかかり、無線LAN接続時はおろか、有線LAN(100BASE-TX)接続時であってもチャネル切り替えに5〜10秒ほどもかかってしまう。

 TVキャプチャーユニットで受信した番組はエンコードされ、USBでTeraStationに送られ、さらにLAN経由でPCやLinkTheaterへと移動しデコードされ、最後にPCディスプレイやTVに表示される。これだけいろいろなところを通過するため、どうしてもレスポンスが悪くなってしまうようだ。

 1番組を続けて見ているのであればその鈍さも忘れてしまうが、チャネルを切り替えるたびにその憂うつさはつきまとう。「TVを見る」のであれば、普通の家庭用TVやPC-MV7DX/U2をPCに直接接続して視聴する方がずっと使い勝手がよいのであれば、システム導入にあたる魅力もやや減ってしまう。

photo 「PCastTV」の操作インタフェース

 ほかにも、PCに直接接続した場合には設定できる細かなビットレートの設定やゴーストリダクションや3次元Y/C分離などの高画質化回路の設定は、Link de 録!!ではできない仕様になっている。またMPEG-4録画も行えるが、MPEG-2の設定とさほどビットレート差がない(高画質モードの場合、MPEG-2は8Mbps、MPEG-4は6Mbps)ため、MPEG-4が選択できる価値がやや薄くも感じる。このあたりからも、やはりカスタマイズ可能であるほうが、より“PC録画派”のニーズを満たせるのではないだろうか。

photo 高画質/標準画質/低画質というビットレート、MPEG-2/MPEG-4の録画フォーマットが設定可能だが、細かいビットレートカスタマイズなどは行えない

USB外付けHDDも録画ストレージとして指定できる……が

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