テーマは徹底高画質追求――カノープス、MTVXシリーズ“旗艦”モデル「MTVX-WHF」発表キャプチャーカード(2/2 ページ)

» 2005年04月06日 20時14分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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TV視聴・録画アプリケーション「FEATHER」も進化

 TV視聴・録画アプリケーションには「FEATHER 2005」の機能アップ版となる「FEATHER 2005 V2」が付属する。ハードウェアオーバーレイに2画面別チャネルの放送を表示できる機能のほか、CMスキップといった番組編集用として「スキップポイント編集」機能が加わった。

 スキップポイント編集機能とは、視聴時のCMスキップのさいによく行う操作として、手動で早送り→再生操作を行ったポイントを認識し、自動的にチャプターポイントを設定してくれるというもの。

photo CMを見飛ばしたといった操作を認識し、自動的にチャプターポイントが設定される
photo 2画面オーバーレイ表示は、このような縦2行の表示も可能、“ながら”視聴時にはこのスタイルが見やすい

 ほか同ソフトの別売りオプションとして、9割程度自動判別ができるという「CM自動検出拡張キット」やEPG画面を開くことなく番組データを取得できる「EPG拡張キット」、CDDBを取得する「CDDB拡張キット」などが用意される。価格は1050円、同社Webサイトより5月上旬より購入可能となる。

photo チャネル切り替え時などに番組データも含めて表示する。ちなみにEPGデータはソニー「テレビ王国」を用いる

 MTVX-WHFの主な仕様は以下の通り。

製品名MTVX-WHF
エンコード対応形式MPEG-2
エンコードチップViXS製「XCode II-L」
搭載チューナー外付け設置タイプ ソニー製スプリットキャリアチューナー×2
高画質化機能3次元ノイズリダクション/Y/C分離(松下電器製チップ)×4、ゴーストリデューサー(日本電気製チップ)、
映像ビットレート0.5M〜15Mbps(Full D1、VBR/CBR)、25Mbps(I Frameのみ)
音声ビットレート192K、224K、256K、320K、384Kbps
音声周波数48kHz
搭載インタフェースチューナー部:TVアンテナ入力×2、出力×2(8ピンコネクタ)
本体:(付属チューナー接続用)8ピンTVアンテナ入力×2、7ピンミニDIN入力端子×2(S-Video、RCA、コンポーネント変換ケーブル2本付属)、音声左右入力(ステレオミニジャック)×2、音声左右出力(ステレオミニジャックあるいは内部サウンドカード内部接続用コネクタの排他)×1
複数同時設置可能
本体サイズ本体:100(幅)×150(長さ)ミリ チューナー部:165(幅)×87(高さ)×22(奥行き)ミリ
重量チューナー部:約300グラム
発売2005年5月末
価格オープンプライス(予想実売価格:4万9980円)

FEATHER 2005 V2付属の「MTV2005HF」

 また、従来モデルMTV2004HF(関連記事参照)に「FEATHER 2005 V2」を2ライセンス分付属するマイナーアップ版「MTV2005HF」、およびFEATHER 2005 V2の単体+αのパッケージ「FEATHER 2005 V2 Premium Edition」を4月下旬より発売する。

 双方価格はオープン、予想実売価格はMTV2005HFが2万3800円、FEATHER 2005 V2 Premium Editionが9800円。

photo MTV2005HF

 MTV2005HFは、最上位モデルとなる今回のMTVX-WHFが5万円ほどと、かなり価格帯が変わり、2万円台となるラインアップがなくなるための対処としている。FEATHER 2005 V2 Premium Editionは、MTVX-WHFなどに付属するFEATHER 2005 V2の機能に、別売り拡張キットとなる「CM自動検出拡張/EPG拡張/CDDB拡張」も標準搭載されるものとなる。

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