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» 2005年04月08日 08時00分 公開

19インチ液晶付きで12万円のテレパソ――ソーテック「PC STATION PV2325AR」を試す (2/2)

[小林哲雄,ITmedia]
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実は意外(失礼!)とマトモなパーツ構成

 さてこのPV2325AR、中を開けてみたところ、ちょっと驚いた。

 まずは搭載CPUとなるCeleron D 325(TDP73ワット)の冷却システムは、ファンを搭載しない「ファンレス仕様」となっていること。

 もちろん、某社のハイエンドマシンのように「静音性にこだわったら水冷になりました」というほどではないものの、それなりに静音性への配慮があるのは好ましい。銅(一部アルミ)のヒートシンクにプラ製のダクトがかぶさり、これが電源ユニットの吸気口へつながっている。

 この手の「CPUクーラーのファンを廃し、冷却システム部分にちょっとした工夫を入れた」製品はメーカー製マシンにはたまに見られる構成だが……いや、ソーテックもメーカーだった。あまり静かな環境で試したわけではないが、ベンチ中でかなり負荷をかけている時も“なんだかうるさい”と感じることはなかった。

photo 電源ユニットはケース最下段にある。CPU用ヒートシンクにダクトがかぶせられ、電源内のファン部分につながっている

 また使われていたメモリも、自作市場では信頼性が高いとされ指名買いもあるSamsung製で、バリューマシンとは思えぬまともなものだった(テスト機だけかもしれないのだが……)。ちなみに電源はDELTA製で、こちらもわりとよさげ。

 メモリと電源はPC本体におけるトラブル箇所となりやすいパーツで、バリュークラスのPCは、安価さもかなり重要な要素となるためか部品代の安価な、信頼性の低い傾向にあるブランド不明のメモリを使うことも多いことを考えると、ちょっと驚いた部分だ。

PCMark04 Results
PCMark2578
CPU3280.0
Memory2873.0
Graphics569.0
HDD4168.0
WMV Video Compression(FPS)36.6
DivX Video Compression(FPS)45.6

 PC STATION PV2325ARは初心者向けの小型テレパソマシン、かつ低価格なところが魅力ではあるが、静音性や信頼性に配慮した設計や仕様も感じられる。そのため、その安価さを大きな武器に家族向け・書斎用・2台め用などかなり広いユーザー層に満足できそうなモデルではなかろうか。


 なお、原稿執筆時の2005年4月初旬現在では、残念ながら前述の19インチ液晶が完売してしまったとのことで注文受け付けも終了してしまった。現在は15/17インチ液晶ディスプレイが選択可能となっている。また、このPC STATION PVシリーズそのものも同社ダイレクトショップでは売り切れとなってしまい、量販店などにて購入する手段しか残っていないようである。

 そろそろPCメーカー各社より2005年夏モデルが発表されてくる時期になって来た。しかし、さほどスペックの差がない1シーズン型落ちのモデルをより安価に購入しようと考えているユーザーも多いだろうし、1つ再販を考えてみてはいただけないだろうか、ソーテックさん。

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