では再度PS Admin IVを起動しプリンタと接続し、一番のポイントである双方向通信機能の証となる、プリンタのインク残量をCG-FPSUBD経由でしてみよう。
筆者宅の「PIXUS MP390」は、ちょうどカラーインクが減りかけていたところで、間もなく交換しなければならない状態であったが、CG-FPSUBD経由での接続時もそれはきちんと確認できた。
では実際のプリントアウトも行ってみよう。ちなみにCG-FPSUBDはUSB1.1を搭載する。最近のプリンタはUSB2.0接続が一般的なので、このあたりがボトルネックにならないかちょっと心配だったところだ。
まず通常オプションで、A4普通紙にCG-FPSUBDの製品ページをプリントアウトしたときの所要時間の差を比べてみよう。結果はCG-FPSUBD経由が1分9秒、USB2.0でPCと直接接続した場合は1分7秒と、どちらもほとんど変わらない。
次にファイルサイズ2Mバイトのデジカメ写真を印刷する時間を計測してみる。CG-FPSUBD経由が3分14秒、PC直接続時で3分15秒とこちらもほぼ変わらない。
秒数の違いは誤差の範囲内と考えられ、このあたりのデータ量程度ではあまり差は出ないことが分かる。もちろん、600万画素クラスの一眼レフデジカメやレタッチ後、あるいは画像を多彩に盛り込んだしたオフィスデータなど数十、数百Mバイト単位といった巨大なデータの場合はデータ転送時間の面で差が出そうだが、文書やWebページの印刷一般的なプリントでまったく変わりない操作感で利用できるようだ。
CG-FPSUBD経由 | PCにUSB2.0で接続 | |
Webページ印刷 | 1分9秒 | 1分7秒 |
2Mバイト写真印刷 | 3分14秒 | 3分15秒 |
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