LL770/CDの主なスペックは、CPUに1.3GHz駆動のCeleron M 350J、マザーボードにグラフィックス機能内蔵したRADEON XPRESS 200M/IXP 400チップセットを搭載。メモリはオンボードに128Mバイト×2をデュアルチャンネルで搭載。2つのスロットのうち1つに256Mバイトを搭載しており、合計で512Mバイトと変則的な構成になっている。
コスト的に厳しいのは分かるが、オンボードのみで512Mバイトだったらインパクトは大きかったように思える。このメモリ構成を考えると、空きスロットにももう1つ256Mバイトを増設したくなるのは人情、ということだろうか。
HDDは100Gバイト、2層式DVD+R対応DVDスーパーマルチドライブを内蔵しており、メディアスロットにはSDカード、メモリースティック、xDピクチャーカードが利用可能な「トリプルメモリースロット」を用意され、IEEE 802.11 b/g対応の無線LAN機能も備える。
PCMark04 Results | |
PCMark | 2294 |
CPU | 2405.0 |
Memory | 1391.0 |
Graphics | 1162.0 |
HDD | 2877.0 |
WMV Video Compression | 29.5 |
DivX Video Compression | 29.4 |
3DMark03 Score | |
1024×768ドット、nonAA、nonAniso | 1027 |
1024×768ドット、4xAA、8xAniso | 260 |
液晶ディスプレイやテレビ機能に力を入れた場合、それだけでコストがかかってしまうため、例えば「高画質機能」といったものはハイエンドモデルでしかその恩恵が受けられないことが多かった。ところがLL770/CDは実売価格20万円前後のエントリーモデルにも関わらず、こうした高画質化機能を搭載しているあたり、同社が掲げる「テレビとPCの融合」にかける気合いが感じられる。
実際、筆者が某ショップで店員から聞いた話でも、テレビ機能を備える20万円前後のノートは売れ行きがよいという。その理由を尋ねると「寝室用のテレビ目的」で購入するユーザーが多いそうだ。そんなところからも、LL770/CDは寝室のテレビが目的のユーザーや一人暮らしの学生などがPCとテレビを一緒に購入したいときに最適な定番ノートPCとなるだろう。
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