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» 2005年05月11日 15時42分 公開

エプソン、新インク採用のプロ向け大判インクジェットプリンタ発表 (1/2)

セイコーエプソンは、A3プラス〜B0プラスまでに対応する、プロ/ハイアマ向け大判インクジェットプリンタ製品群7機種と、3段階黒インクを採用した新インク開発を発表した。価格はA3プラス対応モデルで8万円台後半から。

[岩城俊介,ITmedia]

 セイコーエプソンは5月11日、大判インクジェットプリンタ製品群2シリーズ7製品を発表、5月下旬より順次発売する。

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 ラインアップは、高画質を追求したハイクオリティモデル「MAXART K3」シリーズとしてA3プラスサイズ対応の「PX-5500」、A2プラスサイズ対応「PX-6500」、A1プラスサイズ「PX-7500」、B0プラスサイズ「PX-9500」、高生産性を追求したスピードモデル「MAXART」シリーズとしてA2プラスサイズ「PX-6200S」、A1プラスサイズ「PX-7500S」、B0プラスサイズ「PX-9500S」の2シリーズ7モデル。

シリーズ名商品名仕様標準価格(税別)発売時期
MAXART K3シリーズPX-5500A3プラスサイズ対応オープンプライス
(予想実売価格:8万円台後半)
2005年5月下旬
PX-6500A2プラスサイズ対応24万8000円2005年5月下旬
PX-7500A1プラスサイズ対応29万8000円2005年秋
PX-9500B0プラスサイズ対応59万8000円2005年秋
MAXARTシリーズPX-6200SA2プラスサイズ対応22万8000円2005年6月下旬
PX-7500SA1プラスサイズ対応29万8000円2005年秋
PX-9500SB0プラスサイズ対応59万8000円2005年秋

新開発「PX-P/K3インク」採用の高画質モデルMAXART K3シリーズ

 MAXART K3シリーズは、従来より定評のある「PX-Pインク」をさらに発展させた新開発の顔料インク「PX-P/K3インク」を採用するハイクオリティモデル。

photo PX-5500
photo PX-6500
photo PX-7500
photo PX-9500

 新たに開発されたPX-P/K3インクは、プロフェッショナル/ハイアマチュアが求める高次元のクオリティを目指し開発された。色再現性を驚異的に改善できるという新たなインク構成としてブラック/グレー/ライトグレーと3段階の濃度の黒インク採用が大きな特徴となる。さらに、高濃度顔料色材を用い、色材を包む樹脂の光沢感向上などにより「安定したグレーバランス」「正確なカラーコントロール」「なめらかな階調表現」に加え、「光沢感向上」「耐擦性向上」「メタメリズムの低減」を実現した。

 併せて、モノクロ写真印刷をよりサポートするプリンタドライバを新たに開発し、純黒調・温黒調・冷黒調・セピアといったモノクロ写真ならではの微妙な色調を調節しながら出力できるとしている。

photo 3段階の黒インク採用により、ハイライトからシャドーまでなめらかな階調性を実現できるといったメリットが挙げられる
photo 約0.1ミリの顔料粒子を包む樹脂の光沢・耐擦性を向上により、仕上がりにおける光沢感も向上した

 インクシステムは8色のインクカートリッジを独立機構とし、特徴の1つとなるブラックインクはユーザー自身によりフォトブラック/マットブラックと2種類を使い分けることができる。標準添付するフォトブラックインクは特に光沢系用紙への出力においてとくに粒状感を低減させるもの、マットブラックインクはマット・ファインアート紙に最適な高濃度インクとなっている。

photo 3段階の黒系インク含む8色のインクカートリッジ

 ほか4辺フチなし前面印刷、長尺印刷、1.5ミリ厚(PX-5500は1.3ミリ)まで対応する厚紙印刷などに対応するプリンタドライバの刷新や、印刷前/印刷中に用紙幅を検出することで常に正しい用紙位置に印刷したり、インク着弾位置を自動検知し、常に正確な出力を自動的に保持できるというマルチセンサーの搭載などもポイントの1つとして挙げられる。

 接続インタフェースは、USB2.0、IEEE1394に加え、オプション拡張インタフェーススロット(PX-5500を除く)を搭載する。

CAD・教育用途シェア拡大を図る高速モデルMAXARTシリーズと今後の戦略

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