そのようなsteelo LASER、実作業時に従来のマウスとどれほどの差があるのか、実際に比較してみた。
比較対象は手持ちのボール式の有線マウス、ボール式の無線マウス、光学式マウスの3種類。steelo LASERとともに、下記の条件化で動作チェックした。カーソルがまったく動かなかったり、むかつくほどカクカクな動作挙動を示した場合は「×」、作業できないほどではないが、動作がカクいなぁとは感じる場合は「△」、普通に動作した場合は「○」とした。
steelo LASER | ボール式の有線マウス | ボール式の無線マウス | 光学式マウス(800dpi) | |
白一色の木製机 | ○ | ○ | ○ | × |
無地の光沢紙 | ○ | ○ | ○ | △ |
ミラーパネル | △ | △ | △ | × |
ガラストップのテーブル上 | △ | ○ | ○ | × |
芝生 | ○ | × | × | ○ |
本体サイズ・重量 | 小・軽 | 大・やや重 | 小・重 | 大・やや重 |
steelo LASERはミラーパネルのゆがみがある部分で若干の誤動作があったものの、全体を通してほぼ動作した。ボール型マウスはその構造上、ガラス上やミラーパネルでも動作するはずだが、表面がつるつるだとうまくボールが動かないこともあるのである。
基本的にはゆがんだミラーパネル調のテーブルなどはほとんどないし(くどいが……“おしゃれ系”にはあるかもしれないが、知ったことではない)、ガラステーブルはレーザー/光学式問わず、その仕組みにより苦手なところなので仕方ない。なお、筆者宅のガラステーブルは“ちょっと汚なかった”ので(もちろんきれいに拭いたつもりだけど)センサーが感知できたとも思われ、傷・くもり1つない前述のような店でのガラステーブルだと難しいとも思われることは注意しておきたい。
steelo LASERはマウスとカーソルの動きが機敏で、レスポンスがいい。むしろ良すぎるため、最初はまどってしまったが、もちろんそれはすぐ慣れるものでもある。オフィス/外出先/自宅問わず同一のPC、同一環境で使いたいというモバイル用途ユーザーはもちろん、微妙な動きもダイレクトに反映することは、デスクトップ用としてももちろん使い勝手がいいのである。
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