ナナオ、医療用画像表示対応ディスプレイ2製品

» 2005年06月17日 15時27分 公開
[ITmedia]

 ナナオは6月17日、忠実なイメージの再現と長期にわたる安定した画像表示の提供を可能とした医療用画像表示対応モノクロ液晶ディスプレイ「RadiForce G33」およびカラー液晶ディスプレイ「RadiForce R31」の2製品を発表、9月中旬より順次発売する。価格は双方オープン。

photo RadiForce G33

 RadiForce G33は、解像度1536×2048ドット表示に対応する20.8インチモノクロ液晶ディスプレイで、独自の多階調化技術により12ビット多階調同時表示を実現。X線画像などに求められる淡い陰影などを、さらに高精彩で表示することが可能となっている。コントラスト比は700:1、輝度は700カンデラ/平方メートル、視野角は上下/左右とも170度。

 表示する画像に応じて、あらかじめ調整した輝度や階調にキャリブレーションを自動選択できる「CAL Switch」機能を搭載。また、液晶パネル全面の輝度均一性を向上する「Digital Uniformity Equalizer 」により、表示画面上の輝度を可能な限り均一にすることが可能となっている。

 システム起動直後から素早く輝度を安定させる「輝度ドリフト補正機能」、バックライトの輝度を直接センサーで検出し、輝度変化を自動補正する「ブライトネス自動制御機能」等の機能により、常に安定した画質の提供を実現している。

photo RadiForce R31

 RadiForce R31は、医用画像関連企画となるDICOM Part 14に適合する20.8インチカラー液晶ディスプレイで、1536×2048ドット表示に対応。RGB各色10ビット入力をサポートし、最大で約10億6433万色の表示が可能となっている。コントラスト比は400:1、輝度は400カンデラ/平方メートル、視野角は上下/左右とも170度。

 RadiForce G33と同様に、キャリブレーション自動選択機能のCAL Switch、輝度均一化機能のDigital Uniformity Equalizerを搭載。また輝度ドリフト補正機能やブライトネス自動制御機能もサポートされている。

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