“Tiger”入りのPowerMac G5をいじってみた〜Tiger編Power Mac G5レビュー:第3回(1/2 ページ)

» 2005年06月27日 16時12分 公開
[こばやしゆたか,ITmedia]

 さて、いよいよMac OS X 10.4 “Tiger”ならではのことを見ていくことにしよう。既にTigerの特徴については記事も載っているのだけど、Power Mac G5ならではのことを含めて再度確認だ。

まず最初にキーボード

 「Power Mac G5ならでは」と言いながら、Power Mac G5と関係ない話をする。以前、iMac miniのレビューをしたときに、「非アップル製のJISキーボードをつなぐとそれをUSキーボードだと誤認識する」という話を書いた。わたしも、なんとかするべく実験中だといっておいて、それっきりになってた。ごめんなさい(*1)。

 ごめんなさいとか言っている間に、アップル側がTigerでちゃんと対応した。

 USBのWindows用のJISキーボードをつなぐと、このような画面が表示される。

お使いのキーボードは識別できないので、識別するには「続ける」をクリックしてください

 「続ける」をクリックすると……。

外部キーボードの左側にあるShiftキーの「右のキー」を押してください

 そしてキーを押すと。

今度は外部キーボードの右側にあるShiftキーの「左のキー」を押してください

 最後に確認。

認識された。「JIS(日本語)」キーボードを選択して、「完了」を押す

 WindowsをSafeモードで立ち上げたときのメッセージをちょっと思い出すけど、こっちはグラフィックが使える分、キーボードの種類を知らない人でも分かりやすいものになっている(「Shiftの隣のキー」ってのはなかなか苦肉の策だとは思うけど)。

 これで、ちゃんとキーボードが正しく認識される。「shift」+「2」で「"」が出るのだ。

 ただし、漢字キーまわりはダメ。「半角/全角」は「`」だし、「無変換」「変換」「カタカナひらがな」は無視される。「無変換」→「英数」、「変換」or「カタカナひらがな」→「カナかな」となってくれないと、せっかくのJISキーボードを活かせない。このあたりは修正が大変なところでもあり(わたしもここでつまづいたのだ)、アップル純正の対応を強くリクエストする(*2)。

 キーボードビューワーでみると、その辺りのキーは無視されているようだ。このタイトルが(U.S)になっているのも微妙に気になる。

 また、「Windowsキー」→「コマンド」、「alt」→「option」となるために、Macintoshに慣れていると、キーの一がひっくり返って感じることになる。これもあわせて修正してほしい。


*1「Ukelele」(2003 James W. Walker.)というアプリで、キーボードレイアウトの変更ができるので、これを使ってみたのだけど、一部のキーの挙動がうまく書き換えられなかったのだ。

*2わたしは、いまだにADBの「Apple Extented Keyboard II(US)」を、ADB→USB変換のiMate経由でつないで使っているのだけど、この場合にもキーボードの種類を問うダイアログが表示される。

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