Cross Fire/i-RAM/水冷キットに注目集まる──「ギガバイトエキスポin秋葉原2005」開催(1/2 ページ)

» 2005年06月27日 19時56分 公開
[池紀彦,ITmedia]

 6月25日、6月にもかかわらず真夏日となったアキバで、いくつかのイベントが行われた。

 まずはアキバプロントこと「Linux Cafe Di PRONTO秋葉原店」で開催された、ギガバイトの新製品展示イベント「ギガバイトエキスポin秋葉原2005」を紹介していこう。

photo アキバプロントで開催された「ギガバイトエキスポin秋葉原2005」

 同会場で展示されていた製品のなかでも注目となっていたのは、まずマザー製品群の中にややひっそりと展示されていた、ATIの「Cross Fire」テクノロジ対応となっている最新チップセット搭載マザー「GA-K8AMVP Pro」だ。

 Cross Fireは、ATIが先日発表した2枚のグラフィックスカードを1台のシステムに接続し3D描画パフォーマンスを高めるという、NVIDIAにおけるSLIのような機能となる。こちらの製品の発売時期は7月中旬から下旬頃の発売が予定されている。価格は現状は未定。

photo ずらりと展示されていた同社マザーボード製品
photo Cross Fire対応の「GA-K8AMVP Pro」

 続いて、RAMディスク技術「i-RAM」(関連記事参照)だ。

 価格は、発表時は5000から6000円とのことだったがメモリの検証作業などを行う必要性があることから価格はやや引き上げられ、現時点での予価は1万5000円前後が想定されていることが判明した。発売時期は順調に行けば8月から9月頃としている。

photo i-RAMカード。チップ性能の低いモジュールを搭載した時の挙動などまだ検証に時間がかかる点が多いとし、発売時期は遅れる可能性もある。メモリは最大で8Gバイトまで搭載可能。8〜9月発売で、価格は1万5000円前後となるようだ

 またそのほかのiシリーズとして、無線式リモコンで電源操作ができる「i-Lock」や指紋認証デバイス「i-Touch」などが参考展示されていた。ただしこれらに関しては、現状では製品化の予定はないとしている。

photo 車のキーレスエントリーシステムのように電波式ワイヤレススイッチでPCを起動可能にするデバイス「i-Lock」(左)。受信部の電源はUSBから給電する仕組みのようだ。また「i-Touch」(右)は、最近増え始めている指紋認証機能を5インチベイ部に追加できるキット。双方まだ製品化が決定されているわけではないようで、価格や発売時期は明らかにならなかった

VRAMを増強したデュアルGPUカード再登場も示唆

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. わずか237gとスマホ並みに軽いモバイルディスプレイ! ユニークの10.5型「UQ-PM10FHDNT-GL」を試す (2024年04月25日)
  3. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  4. 「Surface Go」が“タフブック”みたいになる耐衝撃ケース サンワサプライから登場 (2024年04月24日)
  5. QualcommがPC向けSoC「Snapdragon X Plus」を発表 CPUコアを削減しつつも圧倒的なAI処理性能は維持 搭載PCは2024年中盤に登場予定 (2024年04月25日)
  6. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  7. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  8. アドバンテック、第14世代Coreプロセッサを採用した産業向けシングルボードPC (2024年04月24日)
  9. AI PC時代の製品選び 展示会「第33回 Japan IT Week 春」で目にしたもの AI活用やDX化を推進したい企業は要注目! (2024年04月25日)
  10. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー