新筐体採用でさらに強力になったフラッグシップデスクトップ──ソニー「VAIO type R」(1/4 ページ)

» 2005年09月12日 13時51分 公開
[石井英男,ITmedia]

エアインテーク採用で静音性能と冷却性能を両立

 VAIO type Rは、従来モデルでも側面に吹き抜け型エアインテークを装備したユニークなタワー型筐体を採用していたが、新VAIO type Rでも、このアイデアが継承されている。ただし、従来モデルでは、底面に対して平行な方向に空気が吹き抜ける構造になっていたのに対し、新VAIO typr Rでは、底面に対して垂直に空気が吹き抜ける構造になっている。エアインテークのそばに大型ヒートシンクと直径12センチの大型ファンを装備。内部で発生した熱は、ヒートパイプによって大型ヒートシンクに運ばれ、大型ファンから効率よく冷却される仕組みだ。

 また、エアインテークの手前側(シルバーグレーの部分)はHDDベイになっている。この部分のサイドカバーは本体のサイドカバーとは独立しているため、本体のサイドカバーを取り外さなくても、HDDの増設や交換が可能だ。ここには、最大4台のHDDを装着でき拡張性も十分。冷却ファンは内部温度に応じて回転数が制御されるため静音性能も高い。

 VAIO type Rは、店頭販売モデルのVGC-RC50(17インチ液晶ディスプレイ付きのVGC-RC50L7もある)と、BTOによって仕様をカスタマイズできる「VAIO・OWNER・MADE」モデルのVGC-RC70PS/VGC-RX70Sの2つのラインナップが用意されている。今回は、液晶ディスプレイ付き店頭販売モデルのVGC-RC50R7を試用した。

今回評価するのは、17インチ液晶ディスプレイが付属するVGC-RC50R7

吹き抜け式のエアインテークを装備。シルバーグレーの部分がHDDベイになっている

エアインテークの両側がメッシュになっており、そこから空気が筐体内部に取り込まれる

サイドカバーを外したところ。大型エアダクトが目をひく。電源ユニットの容量も400ワットと大きい

エアダクトを外したところ。エアインテークのすぐ後ろに大型ヒートシンクが配置されている

ヒートシンクには直径12センチの大型ファンが装着されている
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