日本の出荷は2006年第1四半期──CEOが語るFlybookのコンセプトWPC EXPO 2005(1/2 ページ)

» 2005年10月27日 17時48分 公開
[長浜和也,ITmedia]

 COMPUTEX TAIPEI 2005でも展示されていたFlybook。WEC EXPO 2005の展示ブースでも多くの来場者が実機を興味深げに触っている。現在、イタリアを中心に欧州で出荷されているFlybookはTransmeta Crusoe TM5800/1GHzを搭載したモデル。WPC EXPO 2005では未発売のULV Pentium MモデルとCeleron Mモデルが「たぶん世界で初めて」(ダイアローグジャパン設立準備室スタッフ 談)展示されている。

FlybookはA5サイズ、1.2キロのミニノートPC。8.9インチのワイド液晶ディスプレイとカラフルなカラーバリエーションをそろえたデザインが特徴

ディスプレイは感圧式のペンオペレーションが可能になっている。ディスプレイをくるっと裏返して閉じるとTablet PCのようなスタイルに。ただし、導入されているOSはノーマルのWindows XP

 先ほども述べたようにヨーロッパではすでに出荷されているFlybook。日本でも2006年第1四半期に出荷するべく、北九州市に本拠を置く「モノリス」がダイアローグジャパン設立準備室を設けて作業を進めているところだ。

 WPC EXPO 2005では日本のユーザーだけでなく、日本の流通にもFlybookをアピールする絶好の機会。そのため、台湾からはダイアローグのCEOであるジャック・リー氏が、そしてイタリア、欧州におけるFlybookビジネス責任者である同社副社長のギノ・ミラン・ディオフリオ氏が来日してプロモーション活動を行っている。

 リー氏は「Flybookで大事なのはスペックや処理能力よりもコンセプト」と述べ、さらにミニノートPCに求められるコンセプトで最も優先度が高いのは「個人がどのようにノートPCを持ち歩きどのように使うのか」といった個人のスタイルに関わる側面を強調してる。そのため、Flybookはデザインを重視し「自分のスタイルに合った形のノートPCにフル機能を実装した」(リー氏)

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