HDMI端子と充実したPC入力が魅力の32型液晶テレビ、アイ・オー「FTV-320H」レビュー(3/4 ページ)

» 2005年11月07日 13時38分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 本製品の特徴といえるのが、RGB入力の対応解像度の多さだろう。4:3や5:4といった一般的なアスペクト比の画面サイズでは、640×400ピクセルから1280×1024ピクセルまでサポート。16:9のワイド画面では1360×768ピクセルに対応する。RGB入力時でも「ノーマル」と「ワイド」の切り替えが可能。4:3の解像度で画面が横に引き伸ばされて不自然ということもないし、対応する解像度が少なくてBIOS設定画面が表示されない、といった不便さもない。

photo この通り、PCのBIOS設定画面もまったく問題なく表示できる。RGB入力の許容範囲が狭い液晶テレビでは表示できなかったり、表示できても難がある製品も存在する

 Webサイトにある製品仕様の一覧では記述されていないが、1280×760ピクセルにも対応している。この点は製品紹介ページには記述されていて、ちょっと情報がまだ混乱気味のようだが、実際には画面解像度に近い1280×768ピクセル、1280×720ピクセルでの表示も問題なく行えた。ちなみに1400×1050ピクセル(SXGA+)、1600×1200ピクセル(UXGA)といった解像度での表示は不可能だったので、最大解像度は1280×1024ピクセルとなるようだ。もちろん縦解像度は画素が足りないので、あくまで入力を許容するということになるが。

 入力が可能、というだけでなく、実際の表示もなかなか優秀だ。たとえば1024×768ピクセルでは、「ノーマル」であれば縦がぴたりと収まり、ほぼドットツードット表示されているようだ。ワイド画面に関しては、今回はPC側の機能の問題で1360×768ピクセルが選択できなかったものの、1280×768ピクセルで若干下端のみがアンダースキャンとなるくらいで、上端、左右端はほぼピタリとパネルに表示が収まった。

photo 今回試した中ではもっともパネル解像度に近い1280×768ピクセルでの表示。下端がわずかに欠けているが、上端、左右端はほぼ問題なし。ビデオカードの細かい設定次第では綺麗に収まる可能性もある
photo 1280×768ピクセル表示の部分アップ。比較的小さめのフォントを使用しているが、視認性にまったく問題なし

 1280×720ピクセルでは、上下左右共にピタリだ。厳密にいえばドットツードット表示にはなっていないが、表示品質は十分PCディスプレイとして実用に耐えるレベル。ちなみに1280×1024ピクセルはさすがに縦のパネル解像度が足りず、かなりソフトフォーカスな印象になったが、これは物理的な問題を含むので仕方ない部分だろう。

photo こちらは下端の欠けもなかった1280×720ピクセル。若干、縦方向の補完が見えるが、これも実用レベルの表示品質だ
photo 縦がパネル解像度を超えている1280×1024ピクセル表示。フォントが潰れてしまい、文字表示にはちょっと向かない印象だ

 もちろん、リビングに設置する大型液晶テレビを購入する場合、RGB入力を重要視する人はそう多くはないと思う。ただし、たとえばリビングにPCを設置してビデオレコーダー代わりに利用する場合などには便利だ。DVI出力をHDMI入力へ接続する方法もあるが、キューブPCや数年前のPCを利用していたりするとDVI出力を装備していない場合も多い。実際、RGB出力とビデオ出力を備えるPCで接続して比較してみたが、映像再生は文句なしにRGB接続の方がシャープで綺麗だ。また時折ノートPCをリビングに持ち込んでデジカメ画像を楽しむ、といった使い方でも役に立つ。実用的なRGB入力を備えることはプラス材料こそあれ、マイナス材料にはならないだろう。

内蔵チューナーに過大な期待は禁物

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