今週木曜からアキバに出回り始めたASUS製マザーボード「A8S-X」が、各ショップで飛ぶように売れている。価格は1万円前後で、当初、潤沢に入荷しながらもすでに品薄になっている各ショップも多い。
A8S-Xは、ASUSの廉価版シリーズに属するSiS756搭載ATXマザー。Socket 939を搭載し、Athlon 64 X2にも対応、PCI Express x16 1基とPCI-Express x1を2基、PCIスロットを3基備える。
SiS756はSiSの最新チップセットで、すでにECSやASRock製品が出回っているが、ASUSでは初めての採用モデルとなる。
廉価版のマザーながらかなりの人気で、7枚入荷し2日で売り切れてしまったショップもあったほど。「入荷前から問い合わせが多く寄せられました。これほど売れる理由が……じつは分かりません」(T-ZONE.PC DIY SHOP)など、うれしい悲鳴が方々で聞かれた。
BLESS秋葉原本店は「ヘビーユーザーに人気のあるnForce 4や、AMD系マザーで定番のVIA製チップは一部で相性問題が起きやすいという噂もあります。いっぽうのSiSは安定していると評判もあり、そもそも定評のあるASUS製ということも手伝ってか、安心感で買っていく人が多いと思います」と分析する。ほかのショップも同じような感想を持っていた。
ところで“相性問題”というフレーズは、2、3年前にはあらゆるパーツの組み合わせで聞かれた言葉だが、ここ最近はグラフィックスカード関連以外であまり聞かなくなった。
高速電脳も、相性問題に関する問い合わせが最近はほとんどないと話す。
「メモリはチップセットの性能向上にて、相性問題が数年前から激減していると感じています。また、Windows XP Media Center Editionのバンドル販売が始まって以来、TVキャプチャーカードのトラブルも少なくなりましたね」
製品 | ASUS「A8S-X」 |
入荷ショップ | |
BLESS秋葉原本店 | 9800円 |
T-ZONE.PC DIY SHOP | 9980円 |
ツートップ秋葉原本店 | 9980円 |
高速電脳 | 1万480円 |
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