記録型DVDドライブは最近、毎週のように新製品が登場し、それに総じて平均販売価格が下がっている。11月に入り、パッケージ品の価格がバルク品を下回るというような珍事も起きた。
11月第1週にバッファロー製DVD±R/RWドライブ「DVM-RXH16FB/B」が5000円台後半で登場した。パイオニア「DVR-110D」ドライブを採用したモデルで、「Roxio EasyMediaCreator7 Basic」など8種類ものソフトもバンドルされるものだ。
価格は、T-ZONE.PC DIY SHOPで5680円。なお同ショップは「DVR-110D」のバルク品も10月後半に入荷し、販売を開始していたが、DVM-RXH16FB/B登場時も価格は据え置きの5800円で販売していた。付属のアプリケーションやサポートサービスなどで有利なパッケージ製品のほうが、同店でバルクより安く買えてしまう事態になったわけだ。
店員氏は「こんなことは間違いなく初めてです。新しい製品が出るたびに価格設定が低くなります。というか、なりすぎですよね」と一般的に安価であることはユーザーにはうれしいことなのだが、店側としてはやや困惑が生じたようだった。
11月第2週には、プレクスター製DVDスーパーマルチドライブ「PX-750A/JP」が1万円前後で登場した。記録品質や付属ユーティリティの優秀さなどにて、指名買いがあるほどの人気メーカーの1つである同社モデルとしては破格といえるが、5000円台で販売されている他メーカーと比べると、やはり高価な印象を受けてしまう。
某ショップは「Blu-rayなりHD DVDなり、次世代ドライブが登場し、普及してくるまでDVDドライブの過当競争は止まらないかもしれません」と諦めたように語る。
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